知ってる人も多いとは思うが、俺は酒が呑めない。
一滴たりとも呑めないんである。
呑むとどうなるか。
コップ半分のビールで十分だろう。
頭ががんがんする。体がかゆくなる。気持ち悪くなる。
挙げ句、吐く。寝る。
黒人や白人には100%備わっているアルコール分解酵素が、
モンゴロイドの場合たまに備わっていないんだそうである。
日本人でいうと約2割はそれに該当するとか。
俺はその2割なのである。
呑めないんだというと、とっても意外に思われるらしい。
いつも飲み会で、下手な酔っぱらいなんかよりも遙かに高いテンションで
場を支配しているからだろうか。
俺にしてみれば本音で話したり、
ぶっちぎりで盛り上がるのに酒など要らないのだが、
普通の人にとってはそれらの状態は、
「酔っぱらっている」ということで説明されなければ、納得できないものらしい。
これが俺には興味深い。
おそらくは酒というものは、
普段抑圧されているものを解放してくれる魔法の薬なのだろう。
抑圧されているのはその人が大人であるからだ。
様々な欲望、わがまま、甘え、感情、
そういったものをやたらに表に出せないのが、立場ある大人と言うものだ。
つまり何故俺に酒が必要ないかと言えば、俺は今もって子供だからだとも言えるのだ。
おかしいと思うことはおかしいと、いつだってはっきり言える。
みんなが集まると嬉しくなってきて、はしゃいでしまう。
ただそれだけのことなんだけど、
酒呑んでないのにすごいね~なんて、感心されることが多い。
俺には何でもないことなんだが、なにぶん褒められているので、
ええまあ、などとやり過ごす。
俺にしてみれば飲み会の場は、
普段俺の言うことを冷静に受け流してしまうような人々が、
やたら面白がったりふんふんと興味深そうに聞いてくれるので、
とっても楽しい場なのである。
さらに言えば、呑める人には酒が呑めないということがあんまり理解できないらしい。
これこれこういう訳で呑めないのだよ、といくら説明しても要領を得ない。
鍛えれば強くなるだの、少しでいいから呑めだの、
何故そこまで?と思うほど強引に勧めてくるヤツもいる。
あんまりしつこいので殴ってやったこともある。
殴ったというのは誇張だな。
正確には腕ひしぎ逆十字に極めてやったのだ。
はっきり言おう。俺に酒を無理強いするヤツは倒す。
素人の手加減を知らない関節技の餌食となってもらおう。
俺より強いヤツである場合、後日陰惨な手口で復讐する。
自分の家の洗濯物などがどうなってもいいのか!
その覚悟があればかかってこい。
だいたい、その液体を飲むか飲まないかで何が違うというのだ。
俺は普段から本音全開だ。隠してる部分なんか無いぞ。
「いぶきの本性が見たい!」これがようわからん。
飲んだところでつぶれて吐くだけだ。
俺にとっては苦痛以外の何者でもない。
例えるならクルマが俺にガソリンを飲めと言うようなものだ。
俺はそれでは走れないのだ。
「こんなにウマイものを呑めないなんて、人生の半分は損してるね」
という言い分もまたしかり。
アリクイが俺に「アリうめ~~!オマエ喰わないの?損だね~」
と言うがごとし。
確かに、呑めればいいなと思ったこともある。
なんだか、楽しそうだ。
酒をたしなみ、味わうというのも趣深くてよさげだ。
女の子とサシでバーで呑むなんてのにも憧れる。
一人で行きつけの飲み屋に行くなんてのもかっこいい。
風呂上がりのビール、ヤケにうまそうだ。
「呑もう」という一言は他に説明が要らない。
一緒に呑んでいるとそれだけで色んなものを共有できる気がする。
うらやましいなと思うこともある。
しかし、残念ながら酒の味自体が、俺は好きになれない。
少しでも呑んでみたりするとやっぱり呑めるんだなどと思われるから、
今では断固としてクチをつけない。
つまんないヤツだと思われる前に、怒濤のテンションで圧倒する。
呑めないが故に得をしたことも多くあると思う。
まず何と言ってもクルマ。
飲酒検問にびびることがない。
いつも思い切りふはあ~~~と吐いてやる。
ニンニク満載のラーメン食った後などは爽快だ。
鼻をゆがめる警官。合法カツアゲも大変ねえ。
そして酒を呑まないことが何かの評価につながる場合もある。
信頼感や誠実さみたいなものを高めるようなのだ。
単に、呑めないというだけなんだが褒められることも多い。
たばこも俺は大嫌いで吸わないのだが、これも似たような効果を持っている。
ボーカリストとして理想だ!なんて言われちゃうといい気分だ。
あんまし練習してないことなどすっかり棚に上げてしまう。
しかし周りが酔っぱらっているのは全然構わないが、
たばこの煙というのはどーにも不快だ。
機材車などでもいつもたまらない思いをする。
たばこを吸う人に何とかわかってもらいたいものだ。
「たばこ…吸ってもいいかな?」
ダメとは言いにくいよなあ、そりゃ。
吸ってもいいけど、吐くなよな。
酒とたばこ、ROCKの必須アイテムが二つも欠落しているのだ。
実に珍しいROCKERだと思う。
ギャンブルも弱いからやらないし、女遊びも金がもったいないからしない。
なんで借金あるんだろうね、おれ。
一滴たりとも呑めないんである。
呑むとどうなるか。
コップ半分のビールで十分だろう。
頭ががんがんする。体がかゆくなる。気持ち悪くなる。
挙げ句、吐く。寝る。
黒人や白人には100%備わっているアルコール分解酵素が、
モンゴロイドの場合たまに備わっていないんだそうである。
日本人でいうと約2割はそれに該当するとか。
俺はその2割なのである。
呑めないんだというと、とっても意外に思われるらしい。
いつも飲み会で、下手な酔っぱらいなんかよりも遙かに高いテンションで
場を支配しているからだろうか。
俺にしてみれば本音で話したり、
ぶっちぎりで盛り上がるのに酒など要らないのだが、
普通の人にとってはそれらの状態は、
「酔っぱらっている」ということで説明されなければ、納得できないものらしい。
これが俺には興味深い。
おそらくは酒というものは、
普段抑圧されているものを解放してくれる魔法の薬なのだろう。
抑圧されているのはその人が大人であるからだ。
様々な欲望、わがまま、甘え、感情、
そういったものをやたらに表に出せないのが、立場ある大人と言うものだ。
つまり何故俺に酒が必要ないかと言えば、俺は今もって子供だからだとも言えるのだ。
おかしいと思うことはおかしいと、いつだってはっきり言える。
みんなが集まると嬉しくなってきて、はしゃいでしまう。
ただそれだけのことなんだけど、
酒呑んでないのにすごいね~なんて、感心されることが多い。
俺には何でもないことなんだが、なにぶん褒められているので、
ええまあ、などとやり過ごす。
俺にしてみれば飲み会の場は、
普段俺の言うことを冷静に受け流してしまうような人々が、
やたら面白がったりふんふんと興味深そうに聞いてくれるので、
とっても楽しい場なのである。
さらに言えば、呑める人には酒が呑めないということがあんまり理解できないらしい。
これこれこういう訳で呑めないのだよ、といくら説明しても要領を得ない。
鍛えれば強くなるだの、少しでいいから呑めだの、
何故そこまで?と思うほど強引に勧めてくるヤツもいる。
あんまりしつこいので殴ってやったこともある。
殴ったというのは誇張だな。
正確には腕ひしぎ逆十字に極めてやったのだ。
はっきり言おう。俺に酒を無理強いするヤツは倒す。
素人の手加減を知らない関節技の餌食となってもらおう。
俺より強いヤツである場合、後日陰惨な手口で復讐する。
自分の家の洗濯物などがどうなってもいいのか!
その覚悟があればかかってこい。
だいたい、その液体を飲むか飲まないかで何が違うというのだ。
俺は普段から本音全開だ。隠してる部分なんか無いぞ。
「いぶきの本性が見たい!」これがようわからん。
飲んだところでつぶれて吐くだけだ。
俺にとっては苦痛以外の何者でもない。
例えるならクルマが俺にガソリンを飲めと言うようなものだ。
俺はそれでは走れないのだ。
「こんなにウマイものを呑めないなんて、人生の半分は損してるね」
という言い分もまたしかり。
アリクイが俺に「アリうめ~~!オマエ喰わないの?損だね~」
と言うがごとし。
確かに、呑めればいいなと思ったこともある。
なんだか、楽しそうだ。
酒をたしなみ、味わうというのも趣深くてよさげだ。
女の子とサシでバーで呑むなんてのにも憧れる。
一人で行きつけの飲み屋に行くなんてのもかっこいい。
風呂上がりのビール、ヤケにうまそうだ。
「呑もう」という一言は他に説明が要らない。
一緒に呑んでいるとそれだけで色んなものを共有できる気がする。
うらやましいなと思うこともある。
しかし、残念ながら酒の味自体が、俺は好きになれない。
少しでも呑んでみたりするとやっぱり呑めるんだなどと思われるから、
今では断固としてクチをつけない。
つまんないヤツだと思われる前に、怒濤のテンションで圧倒する。
呑めないが故に得をしたことも多くあると思う。
まず何と言ってもクルマ。
飲酒検問にびびることがない。
いつも思い切りふはあ~~~と吐いてやる。
ニンニク満載のラーメン食った後などは爽快だ。
鼻をゆがめる警官。合法カツアゲも大変ねえ。
そして酒を呑まないことが何かの評価につながる場合もある。
信頼感や誠実さみたいなものを高めるようなのだ。
単に、呑めないというだけなんだが褒められることも多い。
たばこも俺は大嫌いで吸わないのだが、これも似たような効果を持っている。
ボーカリストとして理想だ!なんて言われちゃうといい気分だ。
あんまし練習してないことなどすっかり棚に上げてしまう。
しかし周りが酔っぱらっているのは全然構わないが、
たばこの煙というのはどーにも不快だ。
機材車などでもいつもたまらない思いをする。
たばこを吸う人に何とかわかってもらいたいものだ。
「たばこ…吸ってもいいかな?」
ダメとは言いにくいよなあ、そりゃ。
吸ってもいいけど、吐くなよな。
酒とたばこ、ROCKの必須アイテムが二つも欠落しているのだ。
実に珍しいROCKERだと思う。
ギャンブルも弱いからやらないし、女遊びも金がもったいないからしない。
なんで借金あるんだろうね、おれ。