始発の飛行機で羽田へ。
新型コロナウィルス感染症（新・冠・ウィルス）が懸念されているが、空港は落ち着いたものだった。
東京駅で乗降したのは初めてじゃないだろうか？
この集まりには20年以上来ていない。
前回来たときは古びた会場だったが、今回は新しい立派なホールで驚いた。
東京駅から皇居の方へ歩き、有名企業の自社ビルが並んだ中のホール。
1日借りるといくらかかるんだろ？；笑
プロジェクターは明るくて見やすい（明るすぎて出力が低いレーザーポインターは見えない）し、
マイクが高性能なのか、手に持ったり口を近づけたりしなくても声が通る。
北海道の産業動物学会に比べると、内容のレベルは高くない、が認識だったのが、
今回は、全体がレベルアップしているのに驚いた。
興味深い演題が多かったし、完成度が高いのにも感心させられた。
大学や企業や家畜保健衛生所と連携しながら、学術的にもレベルが高く、
それでいて現場に密着した発想で進められ、たいへんな努力をされている調査研究・症例報告が多かった。
会場からの質疑応答はあまり盛んではなかった。
大学の特定の先生の質問やコメントが目立った。
しかし、質疑時間が多めにとられているので、質疑応答も聴衆の参考になる。
座長も大学の先生に務めていただいているので、発表会としての質が保たれていた。
牛や豚（残念ながら馬の発表はなかった）の臨床技術の発表会を東京丸の内でやる必要があるのか？とも思うが、
われわれだって、capital で活動することがあっても良いのかもしれない。
まあ、私は私の分野のcapitalは、”うち”だと思っているんだけどね；笑
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翌日、その立派な会場で講演させてもらった。
とても熱心に皆さん聴いてくれたし、
「面白かった」との感想も聞けた。
狙い通り牛臨床を整形外科分野からinspire できたのではないかと自負している。
牛さんの骨折の治療についてお話ししたのですね。丸の内で
今回の講演が産業動物の牛さんや、酪農家の方々に恩恵となりますように。
忙しい日常診療のなかで、講演の準備、すばらしいお仕事ぶり、尊敬します。
今まで講演した中で一番立派な会場だったかもしれません。会場の大きさや聴衆の数は別にして。
２０年以上前はもしかしてメトカルバモールでしたでしょうか。
地方編集委員をされていた時期以来ということになりますか。
北海道で選ばれた同僚が何度が発表に行きましたが、馬の演題は興味を持ってもらえないようで、この発表会自体に意欲を失いました。
審査も東京の獣医科大学の先生がほとんどです。旅費をけちっているのでしょう；笑
今回行ってみて、行く価値があると思い始めました。レベルは北海道産業動物獣医学会の方が高いと思いますけどね。
今でも牛医者は「これまで外科屋はいなかった」「これまで馬医者はいなかった」を展開していますよ。
地域毎年毎に発表のムラがあるのは体験発表から忖度の積み上げで選ばれていくからだと思います。
その主観も発表会毎にかわりますからまあ説明に困るでしょうね。
北海道はNOSAIフィルターでスポイルできないほど開業さんもおられますし、症例も多いでしょうからhig先生がレベル高いなと感じる発表も多いのでしょう。
ぜひ声をかけてあげれば、伸びると思いますよ。