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馬医者残日録

サラブレッド生産地の元大動物獣医師の日々

走ろうぜ、マージ

2025-01-14 | 図書室

マージは馳星周さんが飼っていたメスのバーニーズマウンテンドッグ。

バーニーズとしては長生きで11歳だったが悪性腫瘍が見つかる。

この本は、その死までの闘病記。

馳さんのワンコものだから読んでみようと読み始めた。

イヌのために軽井沢で夏を過ごすことにし、イヌが喜ぶのを観て軽井沢に家を建てることにする。

ホメオパシーとか、何かのペンダントを振り回す治療?おまじない?とか、私ならやらないような治療にもすがりながら。

しかし、老犬の病は獣医学的な予測のとおり進行し・・・・・

日記として日付を追って書かれた病犬との日常。

さすがに作家で、観察力や表現力はすごい。

やはり愛犬を腫瘍で亡くした私には読んで楽しい話ではなく、読むのはつらかった。

それでも最後まで読んだ。

馳さんはこれからも犬を亡くすことになっても気力と体力が続く限り犬を飼う、と書いている。

またバーニーズのメスを飼うのだそうだ。

私のDukeへの想いと重なるところがあって、共感でき、Dukeを亡くしてから3年近く経つ私にも慰めと癒やしになった。

2005年のことか・・・・

             ー

「わたしはわたしにできるかぎりのことをした。

精一杯の愛情でもってマージに接し、看病してきた。ーーーー」

愛するものと接するとき、悔いを残さないことにつながる

           /////////////

園田競馬場でひどい事故が起きて、ぶつかられた馬に乗っていた騎手が亡くなった。

追切り中に、放馬した馬がぶつかったらしい。

それをニュースで観て、ぶつかられた馬の騎手の死亡事故になってしまった状況が理解できた。

なんということだ。

サラブレッド、現役競走馬を扱う上では起こりうる事故だったのかもしれないが、再発防止のためにあらゆる方策を検討してもらいたい。

競馬騎手用のエアバッグは実用化、普及しないものだろうか?

【hit-air】エアバッグプロテクターの使用方法とボンベ交換を紹介!

 

 

 

 



6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (パドナム)
2025-01-14 21:42:13
エアバッグ付きベストは着用した事があります。
狭い馬場内コースでの並足、早足、方向を頻繁に変える、落馬時には頭への衝撃よりも柵などに体が落ちアバラなどが心配なケースでしょう。
ベストのポケットにリモコンみたいな物が入ります。それだけで不自由はなかったです。今後普及するとは思いますがクラブの資金力などによる気もしました。
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Unknown (はとぽっけ)
2025-01-15 07:33:14
 馳星周さんはマージにできることなんでもしようとして、最後は奥様に諭されたのでなかったですか?
最後までの経過やかかわり方、できることは犬や人によっていろいろでしょうけれど、愛犬を失うのはつらいことに変わりはないでしょう。
 が、彼は今も飼っいるようですね。バーニーズ2匹も

 バイク用の頭で包むように膨らむエアバックもすごいけど、あまり普及しませんね。
 競走馬の事故は痛ましい。
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>パドナムさん (hig)
2025-01-16 10:14:37
お~体験者ですか。でも膨らむのはまだ、ですね。
同じメーカーがバイク用も出していて、頭部はヘルメットで保護ですが、頸椎、脊椎、胸部、腹部を保護してくれるようです。車だってシートベルトしないといけないと考えると、業務用はともかく、趣味で乗るバイクなんてどうなの?とさえ思います(私はバイク乗りでもありました)。

着装感が悪くないなら、あとは費用ですね。そのうち安い中国製が出回るのかも・・・・・笑 競馬の騎手については費用は問題ではないと思います。
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>はとぽっけさん (hig)
2025-01-16 10:23:18
心臓マッサージのことですかね。そのエピソードも書かれています。飼主の願いとしては愛犬がもう苦しまないこと。にもかかわらず心臓マッサージしてしまう。それもまた愛するがゆえなのでしょう。
人も、救急車を呼んでしまうと蘇生処置されてしまうらしいですね。整理しておかなければいけない課題かと思います。

競馬は他のスポーツに比べて死亡事故が多いです。できるかぎりの対策が必要だと思います。
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Unknown (はとぽっけ)
2025-01-28 07:22:27
 レスキュードッグ ストーリーズという本、面白そうです。
 山、楽しみですね。トレーニングしてますか?
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>はとぽっけさん (hig)
2025-02-01 16:42:15
面白そうですね。読んでみようかな。

日本だといろいろとうるさそうです。犬連れ登山もずいぶん議論があるようですし。

トレーニングは少しずつ増やしています。しかし、若かった頃のようには向上できません。もう無理はしないように、ですね。
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