三脚マニア


Z7 + NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

大きな画像

三脚病というのがある。
多分ここでも何度か書いたと思うのだが、定期的にこの病気にかかる。
なぜだか分からないが、どうしても三脚が必要になって・・というか欲しくなって、あれやこれやと物色し始めるのだ。

とても不思議な現象である。
三脚って単なるカメラの補助道具ではなく、独立した特別なアイテムのように感じる。
3本足の生き物のようである。
カメラにはほとんど興味が無く、三脚だけ集めている・・というマニアがいてもおかしくない(笑)

三脚が欲しくなる時って、その欲しい三脚に対する条件がある程度決まっている。
こういうシチュエーションで使いたい・・という明確なイメージがある。
いくつかの要求される条件があって、それに合致する製品を探すという、非常に論理的なものなのだ。

世の中にはけっこう多くの種類の三脚がある。
その中から条件に合うものを探すのは、それこそコンピューターに抽出させるのが合理的である。
ところが、それが出来る便利な検索システムがない。(中途半端なものはあるが・・)

誰かそういう仕組みを作ってくれないだろうか。
市販のすべての三脚を登録してあり、条件に合うものを抽出する検索システムである。
それをネットで公開すれば、大変便利な検索サイトになるはずだ。

例えば現在僕が欲しいのは、軽くて小さい携帯性の優れた三脚である。
大きくて重いものは一通り持っている。
しかしカメラがミラーレスになり、高感度の画質も使えるようになり、電子シャッターも付いた。
三脚に要求されるものも変わってきている。

具体的に考えている条件は・・・
・収納サイズがヘッド込みで全長380ミリ以下
・重量は800グラム前後
・最大高が130センチ前後
・ヘッドはアルカスイス型クランプ付きボールヘッド(ヘッド無しでもいい)
・トラベラー型でもいいが、収納時の径があまり大きくないもの
・フルサイズのカメラの重量に一応耐えられるもの
・質感、作りが基準を満たしているもの(価格的に2万円台より上くらい)
といったところ。

適合するものが意外に少ない。
実際に調べてみると、同じ商品でも公表しているサイズが資料によってまちまちだったりする。
耐荷重などは、メーカーごとに勝手な基準で書かれているので当てにならない。
・・・といった不満が次々に出てくる。

データを集めても、その数値が正しいのか検証しなければならず、答えが一発で出ないのだ。
しかもお店に行って現物を見てみたら、品質の低さにガッカリ・・ということも少なくない。
こういう不確実な要素が多いところも、定期的な三脚病再発の理由かもしれないが・・・(笑)

どこかの三脚博士が、世界中のメーカーの商品を載せたデータベースを作ってくれるとありがたい。
三脚、一脚、ヘッドの専門サイトだ。
きっと何度も見に行くことになる(笑)

耐荷重の測定基準を統一し、製品に評価や点数を与え、実際に使用したユーザーのレビューも載せる。
サイトが有名になったら、ゆくゆくは自分の理想とするスペックの三脚を特注で作ってもらい販売してもいい。
三脚マニアの方に期待したい(笑)
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )
   次ページ »