SNS


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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高校時代の同窓生同士の連絡は、主にFacebookを使用している。
ご存知の通り、Facebookはもう古く、年寄り向けのSNSだと言われている。
先日、もとマイクロソフトに勤めていた同窓生が、「我々はおじさん、おばさんですから、これでいいんです」と逆手に取るような書き方で、Facebookでの交流を勧めていた。
それを読んで吹き出してしまった。
まあ確かにその通りである。

Facebookが若者に嫌われる原因は、いろいろネット上でも書かれているが、まずは実名で登録する・・ということが大きいであろう。
つまりリアルな生活の延長・・ということになる。
他のSNSのように、架空の自分を演じることが出来ない。(実際にはやってる人がいるかもしれないが)

我々の世代は、何よりも現実の世界が重要・・という考え方から抜け出せない。
はじめにリアルな生活ありきで、ネットはあくまで便利な道具に過ぎない。
その前提から外れるのは危険なこと・・とさえ考えている。

バーチャルな世界で架空の自分を演じることに、どこか罪の意識のようなものまで持ってしまう。
匿名でとうとうと話すことに、後ろめたさを感じてしまうのだ。
そのため実名で発言するFacebookなら、倫理的に許されるSNS・・という事なのかもしれない。

そこにいるのは、現実の自分と「同じ人」である。
だから何か発言するにしても、実生活にそのまま跳ね返ってくることが前提になる。

デジタルネイティブな世代は、そもそも匿名の自分を「演じる」という意識すらないのではないか。
匿名のキャラクターも、現実の世界で息をしている自分も、同格で存在している。
もしかすると別々の世界という認識すら無いのかもしれない。
古い世代には、二つの世界に同じ価値があるなんて、考え付かないことである。

それでは自分はどうだろう・・というと、実はFacebookはあまり利用していない(笑)
高校時代の同級生から、もっとFacebookに書き込むようにと誘われたが、あまり積極的にやる気になれない。
下手なことを書くと、現実世界に影響があるので、不用意な発言は出来ないし、気を遣うだけ面倒・・ということもある。

では他のSNSはどうか・・と言われると、考えてみれば、そちらもあまりやっていない。
いかんな・・こうして見ると、自分自身がだいぶ世の中から遅れている。
まあ発信するのはブログだけで精一杯・・ということもあるのだが・・・
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