魚屋


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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自宅の近所のスーパーに、鮮魚店が入っている。
もちろん普通はどのスーパーでも魚を売っている。
その魚屋は、商品の魚の品質が非常にいいのだ。

単に新鮮なだけでなく、いいものを選別して仕入れている。
・・としか思えないほど、どれを買ってもかなり美味しい。
食卓に出るたびに、ほぅと感心する味なのだ。
刺身など、一般の寿司店のネタを凌駕している。

恐らく仕入先、配送などに独自のルート、ノウハウを持っているのだろう。
多分仕入れる人も、海産物のことを熟知したベテランだと思う。
お店で魚をさばいている人も、専門の技術を持つ男性たちである。

置いてある品目も多種多様である。
見たことが無い魚もあるが、調理方法がわからないので、Mrs.COLKIDも手を出さなかった。
たまたまテレビでその特殊な魚を使った調理方法が紹介され、今度買ってみようという話になった。
お店も一工夫して、調理方法など紹介したテキストを作り、店頭で配るといいのではないか。

そのお店で独自に調理したものも売っている。
お店のオリジナルの塩辛が何種類かあるのだが、どれもなかなかいい味である。
先日は獲れたての生海苔が入ったが、スーパーの店内を一周するうちに売切れてしまった。
以来Mrs.COLKIDは、生海苔をみつけたら、すかさず何パックか買うようにしている(笑)

北海道の親戚が、鮭を丸ごと一尾送ってくることがある。
素人ではてこずるのだが、そんな時はそのお店に持っていけば、簡単にさばいてくれる。
切り身をきれいに分けて、パックまでしてくれるが、その手数料を取ろうとしない。
さすがに悪くて、別にも買い物をするようにしている。

商品の値段は高めである。
美味しくていい素材なのだから、当然のことである。
我家は二人だからいいが、家族の多い家庭では、あの値段となると、そこでばかり買うわけにはいかないだろう。

その地域に、そのお店の魚を買う人が、一定以上いなければならない。
そういうバランスを踏まえた上で、そのスーパーの中に出店しているのだろう。
実際、お客さんの顔ぶれは、ある程度決まっているようだ。
美味しいものを、よくわかっている人たちだ。

新鮮な魚がいつでも手に入るとなると、食事の品質が大きく変わる。
こういう魚屋が一軒あると、その地域の生活のレベルそのものが上がる。
魚屋というのは、地域に意外に重要な影響を与えていると思う。
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