査定


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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ひょんなことからD810がやってきた。
まあ、実はひょんでも何でもなく、要は古いカメラを下取ってもらったのだ。
もう使うことは無いと思い、D800EとD3Xを中古に出した。
その結果、D810を買って、かなりおつりがきた。

一度手に入れたカメラは、中古には出さない主義であったが、今回は初めて下取りに挑戦してみた。
ツァイスのレンズを買ったばかりなので、予算が無いこともあった。
もうひとつは、部屋がもので溢れてしまい、整理を進めていく必要があり、その一環として、思い切って2台処分したのだ。

調べてみると、意外にD3Xの下取り価格がいい。
プロが使うと、今でも画質面で、より高解像度のD800系より優れた面があるらしい。
D800Eの方が、色の出方が平凡だったのは確かで、最初からそれは感じていた。
まあ僕のようなアマチュアは、シビアな印刷物にするわけでもないので、正直どちらでもいい。
もうD3Xを使うことは無いだろうし、逆に売るなら評価の高い内がいいと思った。

本当ならD3を出すのが順当なところだが、こちらは会社で使うことを考えている。
実は商品撮影に未だにD2Xを使っていて、多少故障箇所もあり、そろそろ限界だったのだ。
仕事の簡単な撮影に使うとなると、使いやすくパソコンに負担のかからないD3の方がいい。
皮肉なことに、低解像度のD3には、まだ生き残る道があったわけだ。

ところで、お店に二つの箱を持って行き見てもらうと、査定価格はネットで表示されていた金額とはかなり違った。
僕は相当カメラを使い込んでいるので、ランクAの価格にはならないという。
数万円、低い額を提示された。
やはり上手い話は無いものである。

ところがキャンペーン中で、何%か査定額がアップし、しかも下取り品を出して次のカメラを買うと、数千円値引いてくれるという。
何だか騙されているような気もするが(笑)、結局最初に考えていた額に近いものになった。
素直に喜んでいいのだろうか・・・

僕のカメラは、大体どれもガンガン使っているから、査定額はそれなりに落ちるはずだ。
まあ、買ったカメラを後生大事に使うのも貧乏臭いので、それは仕方が無いのだが・・・
使ってなんぼ・・なんて言うが、あれはなんぼ引かれるかという意味だったのか。
そう思いながら、D810と差額を受け取った。

D810なるカメラをろくに調べずに購入したが、大変大きな変更があったことを後から知り愕然となった。
現像ソフトのキャプチャーNX2が使えないのだ。
勝手に新型ソフトに入れ替わってしまった。
これは大変である。
またいちから使い方を覚えなくてはならないのか・・・

事情はよくわからないが、噂通り外注のソフトだとすると、ソフトウエアの開発は採算が取れないと、メーカーが放棄したようにも見える。
個人的にはNX2の補正機能は非常に気に入っていて、Photoshopと並んで仕事に使えるソフトであっただけにショックだ。
新しいソフトは、まだ使い方がよくわからないのだが、普通の写真現像ソフト程度の機能しかついていないように見える。

現像方法がまったく変わってしまったので、比較が出来ないのだが、少し使ってみた限りでは、D800Eからの画質面での向上は意外に小さくないように感じる。
ニコンらしいといえばそうだが、地味な変更のようで、まったく別物・・の印象を受けた。
センサーの変更、あるいは完全ローパスレス化が効いているのか。
まあまだ現像ソフトに慣れていないので、はっきりしたことは言えないのだが・・・

あとISO64があるのをすっかり忘れていて、しばらくISO100で撮影してしまった。
せっかく晴れたのに勿体無かった。
査定が落ちてはと思って、取り説も読まずに、付属品一式を綺麗なまま箱に戻してしまったのが失敗の原因(笑)
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