来襲


D3X + LEICA APO-MACRO-ELMARIT-R 100mmF2.8

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山に行くと、早速やぶ蚊の集団に襲われた。
他の昆虫はまだ寝ているというのに、やぶ蚊は非常に活発だ。
糖尿の血は美味しいのだろうか?
蚊に刺されやすいO型ということもあり、どこからともなく続々と集まってきた蚊たちに、たちまちの内に囲まれた。
ちょうどいい朝食が来たと群がってきたのだろう。

予想される事であったので、対策はしてあった。
体中に蚊避けスプレーをたっぷりふりかけて、両腕には特殊な匂いのする蚊避けのリングを付けていた。
さすがに蚊も少し考えるようで、無闇に攻撃を仕掛けては来ないのだが、それでも体の周りをワンワンと飛び回り、結局は何ヶ所か刺されることになる。

本当なら昆虫を撮りに行くのだから、虫が嫌がる対策はあまりしたくないのだが、無防備で山に行くのはあまりに無謀で、自殺行為といっていい。
以前はブヨに襲われ酷い目に遭ったし、山林の中は危険が多い。

マクロ撮影は長時間動かないで撮る必要があり、条件としては最悪といえる。
撮影している最中にチクリと刺されたのがわかっても、そのまま動くことが出来ず、我慢していなければならない。
慌てて激しく動くと、被写体も逃げてしまうのだ。
やむなくそのまま吸わせておいて、写真はこれでOKと納得してから、即行で蚊をつぶす(笑)

蚊は手の周りや首の周りにまとわりつく。
蚊避けのスプレーが効いているのか、僕の体に直接攻撃して来なくても、汗が付いているらしく、カメラの手が触れる辺りに、口惜しそうにとまる蚊も何匹かいる。
振り切ろうと早足で歩いても、首の後ろ辺りにピタリとついて離れようとせず、山の上から下の集落までしつこく付いてきた蚊もいた。

蚊は恐ろしい伝染病の媒介もする。
気楽に写真を撮っているように見えても、実は命懸けなのだ(笑)
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