ソフトウェア


K師匠がこの音楽製作のフリーソフトを楽しまれている。
すごく多機能ですべて使いこなすのは難しいらしい。

http://www.frieve.com/

オーディオの分野は保守的・・・というよりパソコンに弱い人が多いようだが、このソフトの機能を見ると、オーディオの分野で極めて有用なことは明らかである。
以前は音源に収録されている情報の正確な、あるいはより「いい音」の再生のみに努力してきたわけだが、既にコンピューターを駆使してリスナー側が音の「製造」に積極的に参加する方向に変わってきている。
こういうソフトが今後どういう形でオーディオの世界と融合されていくのか楽しみだ。

いくつかの分野でここしばらく起きている革命は、常にコンピューターがかかわっており、しかもユーザー側に広範囲の対応を要求してくる。
カメラでいえば、以前はシャッターを切れば「趣味は写真です」と言えたものを、今はその後の現像・加工・プリントの領域までを自分で(自宅で)行う必要が出てきた。
人によっては編集作業や文章の作成のように、他の分野の才能まで求められることもある。

この音楽作成ソフトも、作曲の能力以外に、音に対する物理的・数学的な知識、それに当然コンピューターに対する知識が要求されるようだ。
それらをすべてひとりでまかなわなければならない。

それにしてもこういうソフトがフリーで手に入ること自体が、世の中を大きく変える要因になり得るだろう。
才能のある人たちが世界中から集まり、それぞれの知識を出し合って、ソフトをより完成度の高いものにしていく。
お金儲けのためにやるのではなく、自分の能力を発揮すること、ユーザーが感心しながら活用してくれることこそが目的となる。
これは社会そのものが、我々そのものが変化する必要があることを示唆している。

D2X + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )