酔生夢死浪人日記

 日々、思いついたさまざまなことを気ままに綴っていく

底冷えの丹波から年末年始の雑感

2019-01-02 17:06:54 | 独り言
 あけましておめでとうございます。時間が許せば、今年もお付き合い下さい。

 芯から冷える丹波から更新している。従兄宅(寺)に泊まり、母の暮らすケアハウスに通うパターンは年末年始も変わらない。テープレコーダーと化した母の話を聞く(聞いているふり)をするのも親孝行のひとつだ。従兄一家、年賀に訪れた親類たち、そして猫のミーコとも交流した。

 以下に、年末年始の雑感を簡単に記したい。

 広河隆一氏のセクハラ報道に愕然とする。ジャーナリスト、写真家としてパレスチナでキャリアをスタートさせ、国際的評価を得てきた。チェルノブイリと福島で被曝した子供たちを支援する保養施設を立ち上げる。<撮る対象としてではなく、傷ついた人たちに手を差し伸べる>というスタンスに敬意を表してきた。末節を汚したが、その功績が褪せることはない。

 <社会主義>が世界を動かしつつあることを端的に示したのが「華氏911」(マイケル・ムーア監督)だ。「18~29歳の若者の51%が社会主義を信じている」と語る青年に、民主党院内総務はあきれた表情を浮かべていたが、昨年の中間選挙で<民主党支持者の57%が社会主義を肯定している>事実を「国際報道」(NHK・BS)が報じた。

 高校生の大学入試改革反対デモに波及したフランスの燃料税反対運動を階級闘争と評した識者もいる。翻って日本では、格差拡大は深刻なのに、永田町の腐った地図に政治は塗り込められたままだ。格差社会を憂えるメディアや識者も、地殻変動の第一歩が選挙制度改革であることに気付いていない。

 年内結審の可能性大だが、今年も供託金違憲訴訟裁判を傍聴する。選挙制度の問題点は供託金だけではない。公職選挙法は政見が国民に届かぬよう候補者を縛っている。先進国標準に則り、貧困層やマイノリティーが自由に立候補し、国民に思いを伝えられるようにする……。これが貴族と奴隷に分化しつつあるこの国のベクトルを変える端緒になると確信している。

 新年を迎えるたびに誓いを立てるが、今年はやめておく。3・11直後、尾崎豊の歌詞になぞらえ、<俺はガラスを割らないが、石を投げた者たちを知らせたい>と書いた。その思いを忘れず、ブログを更新していく。そもそも俺は〝大志〟と無縁だ。10代の頃、高橋英樹演じる「ぶらり信兵衛」など、長屋の素浪人に憧れた。ルックスを顧みず、ヒモを夢見たこともあったが……。〝小志〟に相応しい現在に、さほど文句はない。

「相棒~正月スペシャル」は可でもなく不可でもなく。元相棒の神戸尊(及川光博)が活躍した。甲斐享(成宮寛貴)は無理だが、亀山薫(寺脇康文)の1話限りの復活を期待している。今シリーズ中、台詞に「亀山」が出てきた。伏線かもしれない。

 帝京の10連覇を拒むのは天理……。昨秋から予想していたが、現実になった。大学選手権準決勝で、天理が帝京を圧倒した。スクラムを支配し、好守に粘り強いのだから当然の結果といえる。決勝で明治に敗れることはないだろう。

 次稿は東京に戻って更新する。テーマはまだ決めていない。
コメント
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