弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

昨日の業務

2006-07-29 00:09:10 | 弁理士
昨日の金曜は、知財高裁への答弁書提出、客先での発明検討会の2つの業務をこなしました。

無効審判の審決取消訴訟の被告代理人を受任しています。審判請求人側です。
4月に無効審判で特許を無効とする審決を受け、特許権者側が知財高裁に審決取消訴訟を提起し、昨日が被告(当方)答弁書の提出期限だったのです。
知財高裁の第4部に配点されたので、以下のような進行になります

訴状 → 原告準備書面1 → 答弁書(兼被告準備書面) → 原告準備書面2 → 弁論準備手続期日 → 口頭弁論 → 判決

すでに原告準備書面1によって原告の主張は出揃っており、今回当方から提出した答弁書で被告の主張もすべて提出です。答弁書で主張を尽くす必要があるので、作成には気を遣いました。
ただし、原告準備書面での主張が、審決に対する抽象的な反論に終始しており、このままでは裁判所が判決を書けないのではないかと危惧しています。上記のスケジュールは変更になるかもしれません。

答弁書の正本と写しを裁判所に届けるのは事務所の職員にお願いしました。併せて、副本を原告宛に発送すると同時にFAX送信しました。

午後は発明検討会です。
事前に資料をもらって発明の骨子は理解しておいたので、検討会はスムーズに進行しました。2件の発明について説明を受けました。
ちょうど上記のとおり裁判書類の作成が完了したところであり、タイミング良く明細書作成に取りかかることができます。
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