大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

日ごろ撮影した写真に詩、短歌、俳句とともに短いコメント(短文)を添えてお送りする「大和だより」の小筥集です。

大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

2021年06月09日 | 創作

<3431> 写俳百句 (61)  夏パジャマのシーズン到来

                ちゃんちゃんこ洗ひ仕舞ひて夏パジャマ

                         

 このところ梅雨の中休みで晴天の日が続き、大和地方は連日30℃ を越す真夏日で、扇風機を出し、冬の間お世話になったちゃんちゃんこを洗い仕舞っていよいよ夏パジャマの登場といったところ。コロナ禍で東京五輪はどたばたの始末。すったもんだの挙句、強行のようである。我が家ではワクチンの予約が出来、一安心といったところだが、七月の初旬の二回目が済むまで気は抜けない。それにしても時は移ろい行く。その実感。

 以前にも述べたが、私のちゃんちゃんこはパジャマの上に羽織ってそのまま寝床に入る。要するに寝間着替わりに用いている。この用い方が私の身体にぴったり来て、この方法を取り始めてほとんど風邪をひかなくなった。多分、ちゃんちゃんこを羽織って寝ると肩から首元が冷えないからだろう。それでコロナ禍の冬も何ということなく過ごせた。今のちゃんちゃんこは久留米ブランドの三代目。妻が手洗いしてくれ、「次の冬もよろしく」と押入れの奥に仕舞った。

 それにしても、新型コロナウイルスの猛威は世界各国に及び、歴史的騒動になった。その感染力はインフルエンザの比ではなく、人類を恐怖に陥れてなお続いている。ワクチンが出来て予防の見通しがついたとはいうものの世界的に見れば、変異株などという厄介なリスク事情にもより、まだ当分油断出来ない。という状況であるが、インフルエンザはどうなったのか。インフルエンザのイの字も発せられなくなった。これは多分、インフルエンザより強敵の新型コロナウイルスに対処することによてインフルエンザが封じ込められているからではなかろうか。

 私のかかり付けのドクターによると、今年は一件も扱った発症例がないという。よいことであるが、それだけ新型コロナウイルスの感染力が強いことを物語っているとも言えそうである。今後どのように展開するのか。ちゃんちゃんこを仕舞いながら夏パジャマの季節を思った。 写真は裏返しにして部屋干しするちゃんちゃんこ。

 


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