<2981> 余聞 余話 「雨の奈良盆地」
雨降りて地固まるとは言はれける雨後晴後雨後そして
大和地方は昨日の晴天から一転して雨に降り込まれる一日になり、奈良盆地の青垣の山の麓辺りでは地表を被う厚い雲の帯が出来る現象が見られた(写真・左の墳丘は藤ノ木古墳)。暖められた地表に冷たい雨が降ったからか。その逆かも知れない。とにかく、大気上下の温度差に起因して起きたのだろう。奈良盆地ではよく起きる現象で、それほど珍しいものではないが、秋と異なり、雨にも春が感じられるから不思議である。この雨が過ぎると、山野はいよいよ春への勢いを増すに違いない。
それにしても、新型コロナウイルスの肺炎を引き起こす感染の勢いは終息の気配がなく、いつの間にか世界的規模になってしまった。果たして何時どのように終息するのであろうか。人の動きに制限を加えなくては収拾出来ない感染症の威力で、社会生活や経済活動にも多大な影響を及ぼしている。果たしてどのように推移するのか。専門家でもはっきりとした見通しが立たないというから困ったウイルスであり、難儀な騒動である。
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