大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

日ごろ撮影した写真に詩、短歌、俳句とともに短いコメント(短文)を添えてお送りする「大和だより」の小筥集です。

大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

2015年02月13日 | 写詩・写歌・写俳

<1257> 大和寸景 「 雪 模 様 」

      降る雪や 太郎も次郎も みな元気

 十三日は西日本にも雪の予報が出ていたが、午前中よく晴れていた大和地方も、予報通り午後は一転雪模様となり、夕方近くになって本格的に降り出した。青垣の山並もすっかり霞んで、民家の屋根や田畑が見る間に白くなった。碑文のカット写真を撮りに平城宮跡へ出向いていたが、タイミングよく雪になった。帰りに菜の花が咲いていたので雪に絡めて撮影した。写真は冬と春のせめぎ合いといったところであるが、時の流れは春に向かっているので、気分的には何となく明るい感じがする。

                                                

 子供たちの下校時に雪が強くなり、父兄の出迎えも見られたが、傘を差さず元気よく帰る子供が多かった。「降る雪や」と来れば、中村草田男の「明治は遠くなりにけり」が思われるところであるが、冒頭の句は、降りしきる雪の中、下校する子供たちの情景に触発されて作ったものである。 では、今一句。 冬と春が同居 二月の奈良大和  写真左は菜の花に降る雪(大和郡山市内で)。右は降りしきる雪(平城宮跡で、後方は春日山。この直後、見えなくなった)。

 


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