<1294> 咲き出した柵田の畦の草花たち
畔道を 居場所に咲ける 春の花
日当たりのよい柵田の畦は雑草が多く見られるところで、草刈りなどが行き届き、背丈の低い草花たちの宝庫になっている。春の彼岸を迎え、枯れていた草々にも芽が吹き出し、早咲きの草花たちがその花をつけ始めた。こうした先がけの花たちを見に柵田の畦に出かけてみた。まだ、十分とは言えないが、いろんな花が見られた。これからわっと咲き出して来るだろう。在来種もあれば、外来種も混在している。これは日本の文化的風景に等しいところがある。所謂、柵田の畦の植生は折衷の現れが見て取れる。来るものは拒まないのが柵田の畦の花風景である。
では、その春咲きの草花たちを写真で紹介することにしよう。上段左からキク科のカンサイタンポポとコオニタビラコ(昔はホトケノザと呼ばれていた)、アブラナ科のナズナ(ペンペングサの名でも知られる)、マメ科のカラスノエンドウ、ムラサキ科のキュウリグサ。下段左からシソ科のホトケノザ、ヒメオドリコソウ、ゴマノハグサ科のオオイヌノフグリ、ナデシコ科のオランダミミナグサ、ノミノフスマ、ハコベ、スミレ科のヒメスミレ。ここにとり上げた十二種の草花の中、外来種はオオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、オランダミミナグサの三種である。
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