<1662> トンボの目玉
トンボの目玉は複眼目玉
多くの小さな目を持つ目玉
トンボの目玉で世界を見れば
広い確かな世界が見える
そんな気がするトンボの目玉
トンボの目玉は人間のそれと違い、個眼が多数(二万個前後)集まって出来た複眼である。個眼は筒状で、それぞれの先端にレンズがつき、筒の中でレンズを通して来た映像がキャッチされるようになっている。そうした働きを持つ個眼がトンボの目玉にはびっしりと、それも整然とつき、物を見るので広い視野を得ることが出来るという。
グローバル化が進む昨今においては、単眼よりも視野の広い複眼的見方が推奨される。外国との付き合いでも一方に偏るのではなく、全方位外交に当たるということがある。所謂、一点に拘るのではなく、全体に目配りをすること。これが大切で、昨今においてはこうした複眼的、つまり、トンボの目玉のような見方が必要とされているように思われる。 写真は池や沼などの水辺に棲息しているトンボの仲間のウチワヤンマ。