日記

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東京へ行く

2015-03-20 19:14:14 | 日記

 東京に住む3歳と5歳の孫の世話をするため、数日留守をした間に、実家の草木は見事に変貌している。ミモザが満開、黄色い水仙が花開き、ユキヤナギも咲いた。地面にはイネ科の雑草も花を咲かせている。雨上がりの湿り気のあるうちにと思って、しゃがんで草取りを始めるとキリがない。こんな穏やかな春の一日、日が暮れるまで、ここで草取りをしながらのんびり過ごせたらなあと思う。そんなまったりした暮らしも時々はいいなあ。

 東京から帰ったのは昨日だが、午前中、高松は霧と雨で天候が悪かった。飛行機は着陸体制に入ったけれど、視界が悪くて着陸できず、再び上昇した。高松空港の上で天候回復を待って、再度着陸体制になった。機内の人々は不安げに外の雲を眺める。着陸に失敗されたらもちろん困るが、伊丹か神戸に降ろされてもとんでもないことになる。機長、頑張って、と祈りながら外を眺めている。車輪が地面に接触する軽い衝撃を感じてほっとする。一時間遅れで高松に到着。春は霧の出る日が多くなる。10年くらい前、広島空港から中国大連に行くのに、霧で飛べず、5時間待たされた。単独での出国の緊張感と期待は、5時間の時間つぶしで、見事に多大なる疲労感に変わった。その夜、お世話になる中国人のお宅で遅い夕食をとったのだが、その食事がその翌日中、胃袋につっかえて苦しい思いをしたのを思い出す。

 駐車場に着くと、ウェイはいつも私の車のエンジン音を聞きつけて、「おかえりー」といってすりよってくる。この日もまた、誰かが戸を開けたすきに外へ遊びに出たのだろう、雨に濡れて、おまけに枯葉やごみをいっぱい引っ付けて、ドブネズミのようなかっこうで帰ってきた。うちに帰って一番の仕事はウェイのお風呂であった。余程汚れたとき以外洗うことはないけれど、今ウェイは、ふかふかでシャンプーの匂いのするきれいなネコになった。しばらくは外出禁止にしておきたい。

 前回子守で東京へ行ったのは一年前だったろうか。今回、子供たちを10時から3時半まで託児所にあずけたので、自由な時間はありそうにみえた。代々木公園でジョギングする、近くの能楽堂でお能を見学する、近くの美術館で伊万里焼展をみる、等々。できれば実行したかったが、忙しくて余裕はなかった。怪我なく、病気なく、無事子供たちを娘に手渡せただけでよしとせねば。二人の子供たちは一年の間に大きく成長している。公園の遊具で遊ぶ様を見ながら、はらはらしながらも、随分手足がしっかりとしたなあと、安心感をもって見守っていられた。

 普段接触のない孫の子守は苦手とおもっていたが、なんとか責任を果たせたかなと、満足感と達成感を胸に帰宅したのであった。

 


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