日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

東膳棚

2019-06-01 20:45:44 | 日記

 剣山系、矢筈黒笠の縦走路途中にある東膳棚、ついに登頂成功。

 片川、ヘアピンカーブのところに駐車し、20メートルほど下って、橋を渡り、南に向かって尾根をひたすら登る。取り付きは植林、やがて自然林の急な細尾根になる。背丈の低いシャクナゲが急斜面に張り付いて、ザックやストックが引っ掛かり、往生した。

 

 シャクナゲ、1200メートルでは花は終わっていたけれど、1400メートルでは盛りであった。

 

 尾根手前では、斜面は緩やかになり、素晴らしい森が広がる。笹は短く、歩きやすい。1700メートルでは芽吹き始めた木々もある。ゆっくり歩きたい森だ。リラックスしすぎて、進路を少し間違えた。

 東膳棚はなんだかはっきりしない頂上だ。立札があるでもなし。

   

 登りながら、ずっと、帰りどうしようかと考えていた。登ってきたコースを下るのいやだなあと思っていた。モジャモジャしたシャクナゲに引っかかるのがいやなのだ。結構緊張する細尾根でもある。

 稜線に出て、あまりの気持ちよさに、矢筈まで縦走することに決めた。縦走路は素晴らしかった。これが剣山系の特色なんだな。

 

 矢筈直下では、暑さと木立のない急斜面で息が上がる。ツツジはまだ満開していない。

 梅雨前の貴重な晴天なのに、人っ子一人いない。寂しい限り。道中は一人で歩くのがラクであるが、頂上で誰かに遇うと話が弾むときがある。山の好きな人と山の話をするのはとても楽しい。

 あまりに暑いので、5分ほど景色を眺めて下山。

 矢筈石堂の縦走路を下り、途中で、北東に張り出した尾根に乗る。1年くらい前、この尾根を登っている。急な斜面や、堆積した落ち葉がズルズル滑るようなところがあり、気の抜けないコースである。けれども、縦走路を石堂神社まで歩くのは距離が長すぎて疲れる。あまり気が進まないけれど、この尾根に決めた。どこから降りるにしても、道のないところをあるくのはキビシイ。

 下りの途中、笹を集めたベッドのようなものが・・・。誰の仕業?シカがこんなことするのかなあ。

 下の林道に、毎年たくさんの蝶が集まる場所がある。モンシロチョウより小さく、黒っぽい色で褐色の模様がある。露出した、この黒い岩石を舐めにきているんだろうか。ちなみに、舐めても味がしなかった。

 夏は、靴下の中にパンツの裾をいれ、スパッツをつけて歩くことにしている。白いパンツの腿のところに、ダニと思われる虫が這っていた。あぶないあぶない。過去、私は4度も噛まれている。うち2度は皮膚科で切除してもらった。

 今回もスマホに助けられている。自分の位置を確信できるのは心強い。けれど頼り切っていたのでは、なにか事故にでも遭って使えなくなった時、パニックだ。デジタルとアナログ、両方こなせるようにしなくてはいけない。


最新の画像もっと見る