Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

絶対と相対の狭間で

2012年11月28日 | Weblog
人は絶対的なる存在を求めます。

神であったり、強力な指導者であったり、
そうした絶対的存在に憧れ、善導してもらうことを求めます。

しかし、一方で、

人は相対的なるものを求めます。
それぞれの個性を生かせるよう、
それぞれの立場を尊重できるようにと。

絶対的なるものは、意志決定の早さと、独裁への危険性を孕み、

相対的なるものは、意志決定の遅さと、衆愚への危険性を孕みます。

だから、どちらが正しいと言うことは言えない。

私たちは、絶対的なるものと、相対的なるものとの狭間において、
常に揺れ動きながら、選択を迫られています。

ただ、一つだけ言えることは、
いずれにせよ、深く学び、深く考えた上で、
私たちは判断することが大切だということです。

深く学び、深く考えた上での判断を個々人が放棄すれば、
それは間違いなく社会全体の劣化をもたらすことになるのだと思います。

だから、学問することが大切。

誠に月並みな言辞で申し訳ないのですが、
物事の本質というものは、
どうやら新奇なものの中には存在せず、
月並みなものの中にこそ存在しているように思えてなりません。

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