「教育問題」とは、「人が人として立派に育たぬこと」を言うのだろうと思います。そして、子どもに大きく影響し、育てているのは、大人の言葉と行動です。
その意味で、教育問題とは、断じて子どもの問題ではなく、大人の問題であるはずです。因果関係から言ってそうでしかありません。
しかし、教育問題はいつも子どもの問題と見なされたり、学校の問題と見なされたり、施設設備や制度の問題と見なされるようです。
そのことに大人が気づいていないことはないと思います。ならば、見て見ぬふりをする卑怯さや、問題をすり替えていく小狡さから、如何にして大人たちが脱却できるかということしか、教育問題の解決方法はないはずです。
教育問題は自分自身の問題だと、己に刃を突きつけたときに、初めて問題は解決に向かうのだろうと思います。