何をするにしても大切なのは「活力」だと思います。
飲み会が減ったことを歓迎する人もいると思いますが、やはり、人と語らい、心の壁を取り去って話し合ってこそ、新たなもの、新たな発想が生み出されると思います。
コロナ禍で一番恐いことは、社会全体から活力が失われていくことだと思います。
高齢化も同じです。活力があれば新しい道は拓けます。
自分で飲み会を主催する人は、リーダーシップを発揮する人でもあり、裏方の苦労や準備の大切さを知る人でもあります。
チームワークを作るための、沢山の心遣いができる人でもあります。
自分ひとりのことしか考えない人も、それはそれで良いのですが、人を束ねたり、束ねる苦労を知ったり、色々な気遣いができるということは難しいだろうと思います。
私も今年亡くなられた稲盛和夫氏の、「稲盛流コンパ」に大いに賛同する一人でもあります。
私自身、「酔いどれセミナー」とか、「プレゼン準備飲みながら」とか、よくやっていました。
しかし、労務管理の問題で、そうしたあいまいさは排除される方向にあります。
「活力」など、数値化されないもの、あいまいで勤務時間かどうかよくわからないものは消えていく運命です。
それが皆さんの望む社会の姿なら、それもまた良いことなのでしょう。
ただ、私一人がしゃかりきになって活力を生み出しても、みんなで生み出す活力には、遠く及ばないのです。