すくすくと伸びていく子どももいます。
なかなか伸びていかない子どももいます。
それでよいのです。
人には「時」というものがあります。
大切なのは、教える側の「信じる心」と「待つ心」です。そして、子どもに「全力で向き合う心」なのです。
子どもが簡単に育てば苦労はないようだけれど、そんなに簡単なものではないのです。子どもの成長を祈りつつ、やきもきしながら「待つ」という忍耐力こそが大切なのです。その試練を経たものでなければ、それは、偽物の可能性が高いのです。
また、育っていると見誤ることは、もっと問題です。子どもの姿を見ることは、簡単なようで、全く簡単ではないのです。
そして、もっとも大きな問題は、手を抜くことです。
妥協をしたり、まだ、わからないだろうと思って手を抜くことほど、子どもたちの成長を阻害するものはありません。
子どもぐらいは騙せるだろうと思う、大人の心根の卑しさこそ、教育から最も遠いものだと思い知るべきだと思います。