「馬を水飲み場に連れていくことはできても、
水を飲ませることはできない。」
学校教育現場で、
生徒を指導することについて議論していると、
よく語られる言葉です。
しかし、この言葉は、
教師こそが噛み締めるべき言葉だと思います。
自分自身が学ぶ場面で、
本当に自ら水を飲もうとする教師は、
果たして何割居るだろうかと思います。
良き書物、良き先人の教えを紹介したとして、
さて、何人がその本を手に取り、
熟読玩味されるだろうか?
そう思うときに、
私はいささか暗い気持ちになります。
しかし、私如きが伝えたから伝わらなかっただけで、
必ず、誰かが、
しっかりと心に響いていくメッセージを伝えて下さり、
何人もの教師たちに、
自己変革の大きな機会が訪れることを信じます。