人が人に出会うとき、
尊敬のまなざしで見たり、
反感のまなざしで見たり、
嫉妬のまなざしで見たり、
憐憫のまなざしで見たり、
なかなか自然体で人を見ることはできないもののようです。
人と出会うときには、
自分の中にない優れた所を相手に見出し、
素直に尊敬することが大切なのだと思います。
しかし、それには修行が必要です。
往々にして、人間は、
自分より優れた人物に出会っても、
自分と同等だと勘違いしたり、
自分の方が上だと勘違いしたりします。
誇りを持つことと自惚れることは違います。
謙虚であることと卑屈であることは違います。
人を公平に見ると言うことは、
自分自身の眼鏡の歪みを正すことであり、
自分自身の心を磨き続けることに他ならないのだと思います。
そのためには、多くの人と出会い、
自己を見つめるという人間修行が必要です。