Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

アンパンマン

2013年10月30日 | Weblog
「アンパンマン」の生みの親、
やなせたかしさんが亡くなりました。

「アンパンマンのマーチ」の歌詞の、

「なんのために生まれて、
 なにをして生きるのか。
 こたえられないなんて、
 そんなのはいやだ!」

という箇所に
私は心惹かれるものがありました。

小さな子供が好きなアンパンマンの歌詞としては、
随分、深い哲学的な命題だなぁと思っていたからです。

やなせさんの本を読んでいたら、
次のようにお書きになっていました。


「アンパンマンの人気が高いのは、2~3歳の子どもたち。

「なんのために生まれてきたのかなんて言っても、
 そんな年齢の子どもにはわからない」と言われることがある。

そんなときは「わからなくていい」と思う。

わからなくても、子どもの頃からずっと、
そういうテーマのアニメや絵本を見たり、
歌を歌ったりすることが大事なんだ。

そうしているうちに、
子どもの中になにかしらが入っていく。
考えることが自然に身についていくと思うのだ。」


生きる意味を考えるということは、
志を立てるということそのものだと思います。

確かに、いつ志が立てられるかはわかりません。
答えのない問題に、手探りで立ち向かうようなものです。

しかし、それでもなお、
人は志を立てようと思って生きていた方が良いと思うのです。

やなせさん自身も、

「なんのために生まれてきたのか、
 わからないまま人生を終えるのは本当に残念だ。」

とお書きになっています。

そして、

「それ(生きる意味)がわかったのは、
 人生もかなり後半に入ってからだった。」とも。


「志の教育」を追い求めていくことは、
やはり大切なのだと、
改めて思わせていただきました。

ありがとうございます。合掌。

コメント
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