Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

現実を視よ

2012年10月05日 | Weblog
ユニクロの柳井会長の本を読んでいる。

『現実を視よ』

危機感が最初から迸っている。

この危機感が日本の教育現場には無い。

悲しいほどに。
絶望的なほどに。

もっと言えば、
絶望的状況を見つめて、
現状を打破しよう、
本気で国を救う人材育成をしよう、
そんな熱いハートを持った人間もいないのだ。

当たり前の話ではある。

現実が見えていないから、
いや、視ようともしないから、
危機感など生じることはないのだ。

十年一日のごとき授業を繰り返し、
自分の趣味の世界に勤しむだけである。

しかし、彼らは、
自分たちが、非難されべき存在に
なっているなどとは夢にも思っていない。
なぜなら熱心に誠実に日々の業務に精励しているからである。

もう残された時間はあまりない。

私の教育実践など、
ごまめの歯ぎしりでしかないが、
それでもやり続けるという決心だけは揺らがない。

少しでも伝えられることを、
1人でも受け取ってくれる人に、
全力で伝え続けようと思う。

『現実を視よ』を読みながら、
新たな闘志が湧いてきた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

教育に求められるもの

2012年10月05日 | Weblog
九九ができる、跳び箱が跳べる、年号を暗記している、etc.
確かにできることは良いことだと思う。

しかし、人間が人間を人間たらしめんとして
教育すると言うことはそんなことなのだろうか?

何か前提が違うのではないか。
目指していることが違うのではないか。

人間として、

私は、考える力を身につけたい。
芸術を味わう豊かさを身につけたい。
教養を深めたい。
文化的な生活を過ごしたい。
多くの人たちと心豊かに交流していきたい。

そして、人生の志を立てて、
少しでも世の中の役に立つよう貢献したい。

また、多くの先人たちが、
刻苦勉励して作り上げてくれた、
素晴らしい国日本に生まれたことを誇りに思いたい。

そうした人としての在り方や生き方を
共に考え、共に学ぶことこそが、
私は教育だと思う。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする