つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

月見草 28号

2016-12-16 | 短歌

 予定より半月遅れたのですが、今年も短歌誌「月見草28号」を発行することか出来ました。平成元年12月1日、年の瀬の忙しい時期に第一号を発行したおかげで、毎年このころ輪をかけてめまぐるしいです。果たしていつまで続けられるのでしょうか。後継者を育てていませんので、私が果てたら終わります。昨日印刷所から届いて、今日から発送にかかります。

 九州で石田さんという人が「牙」という歌誌を長く発行しておられたのですが、彼の死とともに終わりました。生前からそう宣言されていました。

 28号の表紙はチゴユリ。まだ一度も見たことのない幻の花です。絵を描いて下さる谷さんの家に咲いていたもの。でも今年は枯れてしまい、こうして絵に残しておいてよかったそうです。

 毎号、2頁にはプロの歌人の作でない歌を紹介していますが、今回は湯川秀樹博士の短歌。昨年は村岡花子。一昨年は棟方志功でした。こういう記事は、他の結社では書いていません。

 越の国に人は移りぬ北山に春淋しくも残る薄雪     湯川秀樹

 

 

庭でのスナップ

コメント (6)
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