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28日の土曜日、弟と瑞牆山に登りました。歩き始めから身体が重く、首筋から背中にかけて滴り流れる汗に、昨日のビールが汗に変わっていくなぁ、次には今度は焼酎だなどと思いながら、富士見平小屋への道を登って行きました。また、身体の重さに、山へ行く前日に飲んでしまったことへの贖罪の意識を感じたりもしました。富士見平小屋を過ぎ、天鳥川を飛び石伝いに渡り、コメツガの樹林を眺めたり沢を流れる水音を聞いたり、倒木を避けたり岩に手を掛けながらよっこらしょとしたりしているうちに、巨岩奇岩が急に眼前に迫ってくると頂上までは一投足です。このあたりからちら(ほら)と石楠花のピンクの花が現れました。梅雨の最中でしたが、幸いにも雨に降られることはなく、2230メートルの瑞牆山頂に到着。ただ、雲に覆われた山頂からは瑞牆山自慢の大パノラマを楽しむことは出来ませんでした。それでも、山頂に至るまでの道筋で、時々雲の切れ間から差し込んできた陽射しと空の青、それから木々の緑で充分満足でした。
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