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ラオスの観光立国へ向けて

302.23『ラオスを知るための60章』より

世界観光機関(UNWTO)が集計した最近10年間(1990~2001年)の国際旅行者到着数の年平均増加率は、ラオスが36・O%となっており、カンボジアの39・2%に次いで世界第2位にランクされている。ベトナムも24・O%で第5位となっており、インドシナ地域全体が国際旅行者の注目を集めていることが示されている。アンコール・ワットのような有名な観光資源を持つカンボジアや多くの世界遺産や大都市を有するべ卜ナムとは異なり、観光資源も乏しく国際的な認知度も低いラオスが急激に旅行者数を伸ばしているのは驚きである。また、単に旅行者数が増加しただけではなく、経済的にもラオスの観光産業は、2004年以降、鉱物資源輸出に次いで第2位の外貨収入源になるまで成長している。

ラオスには、東南アジアの他国で見られるような海外資本のホテルチェーンもほとんどなく、また国際的な航空会社や大手旅行代理店が観光振興にかかわっている事実もない。したがって、観光産業を支えているのは、バックパッカーのような個人旅行者が利用する安宿、飲食施設、そして土産物屋などの小規模なインフォーマル観光部門である。

2007年のラオス観光統計によると、ラオスを訪れる国際旅行者の主たる関心は、「文化」(68%)、「自然」(65%)、「寺院および記念碑」(62%)、「ショッピング」(33%)、「少数民族」(32%)の順にランクされていた。この結果は、ラオスの文化と豊かな自然、および少数民族の生活などがラオスの観光資源となっていることを示している。とくにバックパッカーのような個人旅行者は、現地の人々との出会いを求める旅行者とされているため、自然のなかで生きる地元の人々の生活に触れること、すなわち農山村部に行くことが主目的となっている。こうした旅行者の属性を反映してか、ラオス北部の農村部にはバックパッカー向けの安宿と飲食施設が集積するバックパッカー地区が形成されている。その代表が、ルアンナムター県のムアンシン、ルアンパバーン県のムアンゴイ、そしてビエンチャン県のワンビエンの3ヵ所である。しかし、観光開発の準備ができていない状態で、バックパッカーのような個人旅行者が農山村を訪れるようになり、地元住民も急激な観光地化への対応に苦慮している。その結果、さまざまな社会問題が発生している。

こうした問題もあり、政府は国際機関と協力して農山村部の観光開発のために「地域密着型エコツーリズム・プロジェクト」を導入した。まだ、軌道に乗っているプロジェクトは少ないものの、ルアンナムター県のナムハー国立公園のエコツーリズム・プロジェクト(以下ナムハーPJと略)に関しては、成功事例として高く評価されている。ナムハーPJでは、まずルアンナムター県観光局が国際機関と協力してエコツアー・ガイドを訓練した。そして旅行者を受け入れる少数民族の村に対して、観光業の知識や旅行者への対応について教育した。県の観光局に公式登録されているエコツアー・ガイドは2007年末の時点で118名も存在し、多くは民間の旅行代理店で活躍している。 エコツアーに参加する旅行者は、国立公園内をガイドとともにトレッキングしながら、村のゲストハウスに宿泊する。2008年のツアー価格は日本円に換算すると、トレッキング・ツアーの日帰りで1500~3000円、3泊4日で6000~1万円となっており、予算の少ないバックパッカーでも参加可能な金額に設定されていた。ナムハーPJは、森のなかをガイドと歩きながら普通の村をめぐるだけで、特別なアトラクションもなく、絶景地があるわけでもない。ツーリストに提供するのは、自然と素顔のラオス農山村の現状である。それでも、2007年度は約5000人の国際旅行者がツアーに参加している。

エコツーリズムが少数民族の村に受け入れられる理由の1つに、観光収入の利益還元が挙げられる。ルアンナムター県のすべてのエコツアーは、得られた収入のうち、食費や宿泊費などの実費を村に戻すことは当然として、それに加えて収入の8%をインフラ整備や教育のために使う資金として村に還元している。国際旅行者が農村部を訪れることによって、村にも利益が及ぶシステムが構築されている好例である。
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スターバックスのCSR活動

336.1『デジタル・リーダーシップ』より

この指摘は確かに論議すべきである。特に企業責任が、営利ビジネスでは必須の同義的責任であるとの見地に立つ熱烈な信者にとってはそうである。しかし、あなたがもしスターバックスに、社会のために善い行いをすることが、そのまま自社のビジネスヘの成功を意味するかと問えば、厄介な答えが返ってくるだろう。スターバックスは企業責任の取り組み、特にフェアトレードや寛大な従業員の福利厚生への取り組みに注力してきた。しかし、その利益率は2008年を通じて急激に減った。同社の株価低迷は過度な出店戦略の展開と直接リンクしていたが、皮肉にも大量のフェアトレードのコーヒ上辰やパートタイム従業員の社会保険プランも、収益低下を食い止めることはできなかった。だが幸運にも、同社の会長兼CEOであるハワード・シュルツの「スターバックスは人が最優先、利益は後回しの会社になる」というコミットメントは揺るがなかった。

スターバックスの収益は確かに悲惨な状態だったが、同社はイノベーティブなデジタル戦略を取り入れ、ステークホルダーからの意見投入を奨励した。それは、「クラウドソーシング」だった。「クラウドソーシング」は、このデジタルコミュニケーション時代に導入された新語であり、伝統的に通常社内で行う業務をコミュニティフォーラムを通じて一般市民の手に委ね、アウトソーシングを図ることである。同社は、マイ・スターバックス・ドットコムwww.mystarbucksidea.comを立ち上げ、サイトを訪れた人々に、ブランドをより良くするためのアイデア提案を求めた。寄せられたアイデアは分類され、参加者は実行すべきだと思うアイデアに投票ができる。たとえば、このサイトの「社会参画」のコーナーは、コミュニティ形成や社会的責任についての取り組みのアイデアにあてられている。また、たとえば、全店舗でのリサイクル箱の設置から、子不ルギー削減電球の使用、PRODUCT(RED)(このパートナーシップについては、後に続く「ステークホルダーは、デジタルブラッドフォームで環境・CSR活動とつながる」の項を参照)とのパートナーシップ解消まで、ありとあらゆる提案が消費者から寄せられている。

こういった「クラウドソーシング」の取り組みは、直接利益に結び付くことを示すものではない。しかし、いかに企業が消費者と関与しながら、新たなビジネスチャンスをつくり、企業責任とそれを超えた領域で、課題克服に挑戦しているかを示す取り組み事例となっている。

多くの調査研究によると、ステークホルダーは企業責任の取り組みについての意識を高めており、社会的大義に対するブランドのコミットメントに基づき、ブランドの評価を行っているという。加えて、これらステークホルダーは、環境の視点を持った企業の活動、すなわち社会や環境、企業統治に関連した取り組みを調べるために、ますます頻繁にウェブに目を向けていると指摘している。こうしたステークホルダーの意識と行動が、企業幹部に対する要求水準をより高く厳しいものにしてきた。そして今、企業リーダーは、正当な企業責任の取り組みについてのメッセージを、あらゆるステークホルダーに向けたコミュニケーション活動に組み込んでいくことが求められている。この挑戦に取り組むことによって得られるビジネスの恩恵は計り知れない。一方、取り組まずにいるリスクは非常に甚大となるであろう。
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スタバがおかしい

昨日、一昨日と同様にトール・エクストラホット・ラテを頼んだ。当然、マグカップで出てくるかと思ったら、またしてもカップです。これでは取っ手がないから熱すぎる。聞いたら、洗う機械が壊れているとのこと。洗う機械が壊れているのであれば、手で洗えばいいじゃないか。自分たちの都合をお客に押しつけないでほしい。

これでは、暮れのセブンーイレブンの言い種と一緒です。スタバまで、マニュアルの世界に落ち込んでいる。カップだと、ココアのパウダーがうまく混ざらない。楽しみが極端に減ります。

今日、駅前のスタバに行った時にバリスタが覚えていて、「機械は直しました」と告げられました。次回、壊れたら、手で洗ってでもマグカップにしてくださいと頼みました。

そして、いつものようにマカダミア・クッキーを頼みました。この一枚が私の朝食です。紙のおしぼりが付いてこなかった。そう言えば、昨日の元町もなかった。本を読む時に、手を拭くのに、おしぼりが必要です。聞いたところ、全国的にないということです。

それが理由ならば、「ザザビー」を当てにせずに、自分たちで調達してくればいい。バリスタが知恵を出さすに、誰が知恵を出すのか。スタバは「サードプレイス」として、癒すことを忘れかけている。

朝、寝ながら、この間のGMとパートナーへのプレゼンのシーンを思い浮かべていた。次は、パートナーから他の人にプレゼンしてもらえるようにしないと。私のプレゼンは分かりにくい。スティーブ・ジョブスのプレゼンを見習おう。

スティーブ・ジョブスのプレゼン10カ条

 1.テーマを明確に示す。
 2.情熱を見せる。
 3.プレゼンの概略を示す。
 4.数字に意味を持たせる。
 5.忘れられない瞬間を演出する。
 6.視覚に訴えるスライドを用意する。
 7.つのショーとして見せる。
 8.小さなミスやトラブルに動じない。
 9.機能ではなくメリットを売り込む。
 10.繰り返しリハーサルをする

テレビはろくな番組を放映していない。今年の初めに、NHKが「ハーバード白熱教室」の第一回から第一二回を再放送したモノをワンセグウォークマン二台に録画しました。

それを時間がある時に聞いています。寝る前にも掛けて寝ます。10分ぐらいで寝られます。朝も、3時に起きたけど、布団から出られない時も時々、聞いています。こういうものがテレビにはアーカイブとしてあると思います。もっと流してほしい。
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今年の岡崎図書館の本です

未唯へ。3時から起きてはいたが起きあがれない。「未来の日本」の番組みたいなものを「それは違うだろう」と思いながら、聞いていた。

7時から元町のスタバで、金曜日に借りた豊田市図書館の本を片付けていた。元町は人がいないので、1時間で4冊片付けた。

岡崎図書館には、9時ちょうどに到着。新年ということもあり、若干、新刊書が大目にあった。枠一杯の10冊を借りた。

 297.2『ニュージーランド'06』 オークランド クライストチャーチ クイーンズタウン ロトルア ウエリンゴン

 448.9『世界の地図の歴史図鑑』岩に刻まれた地図からデジタルマップまで

 010.4『図書館・図書館学の発展』21世紀初頭の図書館

 338.1『ゴールドマン・サックス 上』王国の光と影

 914.6『人はなぜ恋に破れて北にいくのか』椎名誠の「ナマコのからえばり」

 336.1『デジタル・リーダーシップ』ソーシャルメディア時代を生き残るコミュニケーション戦略 「企業のコミュニケーション戦略について、まったく新しい見地から再認識する機会を読者に提供すること」とあるが、そのレベルに達していない。

 293.3『北アイルランド「ケルト」紀行』アルスターを歩く デリーの「ブラック・サンデー」は以前、聞いたことがあります。

 210.7『他者の特攻』朝鮮人特攻兵の記憶・言説・実像

 391.2『韓国戦争 第6巻』休戦 1953年段階アイゼンハワー大統領で、アメリカ政府は、対応策として核兵器の使用について再び積極的に検討し始めた。日本での「成功」例がインプットされていた。マッカーサーだけではなかったんですね。懲りない連中です。

 519シ『幸せな未来のつくり方』「エコ」を超えて 枝廣さんはいつ、自分を超えるのか。毎回、同じ所の留まっている。歴史のライブラリを書き変えてほしい。いつまでもみこしに乗ったままでは時代が通り過ぎていきます。

豊田市図書館に次いで、「ニュージーランド」の本を探した。本が古すぎますね。毎年、「地球の歩き方」を買い足すのは豊田市ぐらいでしょう。しょうがないので、5年前の「るるぶ」を借りました。

ニュージーランド7日間で199800円に行く気十分です。旅行先はクライストチャーチ、マウントクック国立公園、クイーンズタウン、ミルフォードサウンド、ダカボ湖、オークランド
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