goo

やはり、iPOD nanoを買ってしまった。フロー情報収集ツールにします

未唯へ。エイデンでiPODnanoを購入しました。16ギガは売り切れていたので、8ギガにしました。14,800円です。iPODnanoは名前が長いのでnにします。単位記号のn(ナノ)です。ついでにICレコーダはicにします。

ビデオ機能などを触ってみました。操作盤の後ろにレンズがあったり、データ削除機能がなかったり、かなりいい加減です。作り込むよりも、ユーザーの利用法に任された世界、βバージョンの世界を日本人が作るのは難しい。マニアックな決め付けの世界です。20数年前に、マッキントッシュの数式処理、仮想実験、グラフソフトを検証した時に、同じように感じました。

日本の作り込みの人は、軽い世界には慣れていません。製品に責任を持ってしまいます。ユーザーに任せるという発想をしません。使う人がOKならすむことを一生懸命、作り込もうとします。

これは、販売店システムにも言えます。従来通りの、すべてを作り込む世界が求められていると思い込んでいる。300社分のパラメーターを持ち込んだら、カオスでしかない。従来の基幹系システムは、標準化が目的だったが、今は楽しく「使う」ことに変わっています。「売る」のスタッフではなく、「聞く」ナレッジワーカーが求められます。

もう一つは、iTunesのネットワークがn活用のベースになっていると感じました。

ソニーがワンセグウォークマンの「次」が出せないのか、理由も分かりました。Aシリーズから高級なXシリーズに行くことはありえません。ソニーはお客様の声を聴く手段をもっていない。

iPOD成功の源は、iTunesでネットワークを作ったことです。お金の処理、商売するところをつなげてしまっている。口座番号を先に聞いてしまう世界です。これとよく似たものに、ETCがあります。高速道路を利用するすべてのクルマがネットでつながっています。つまり、スマート・グリッドを先に作り出しています。n単体ではなく、ネットでつながっています。

インターネットの初期にも感じたが、底辺にトポロジーの考え方を感じます。つながりみたいなことを考えたり、言ったりできるのは、自分が孤独だからです。

アメリカの発想法に対抗するには、茶道などの日本的な発想法とトポロジーを融合させた、「超アナログ」しかありません。それをソニーには習得してもらいたい。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )