歴代誌第一 25章
スーパーの魚売り場に鰯が…。買い求めてショウガといっしょにコトコトと煮て食べました。もう少し照りが…と思いましたが、骨まで食べられて美味しかったです。
この章には、祭司の組み分けとともに聖歌隊も24組に分けられたことが記されています。ちなみにアサフはレビ部族のゲルション族の、ヘマンはケハテ族の、そしてエドトンはメラリ族の子孫です。聖歌隊の編成に当たって、7節が日本語の二つの翻訳で異なることに目が留まりました。
「彼らおよび主にささげる歌の訓練を受けた彼らの同族—彼らはみな達人であった—の人数は288人であった。」(新改訳聖書)
「主に向かって歌をうたうための訓練を受け、皆が熟練した者であったその兄弟たちも含め、彼らの数は288人であった。」(新共同訳聖書)
新改訳聖書からは288人すべてが達人であったように受け取られ、新共同訳聖書からは、288人の中には熟練していなかった者もいた可能性を感じます。次の節とのつながりで考えるなら、ここは新共同訳の翻訳がわかりやすいのかもしれません。
8節は新共同訳聖書では「彼らは年少者も年長者も、熟練した者も初心者も区別なく、くじによって務めの順番を決めた」とあります。聖歌隊には必ずしもすべてが熟練したものだけで構成されたのではなくて、くじを引いて決められたのです。初心者は達人に教えられ、また達人は初心者といっしょにほめたたえるということでしょうか。翻訳によって意味が変わるということの一例がここにあると思います。