みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

備えの場、備えの時

2023年05月30日 | ヨシュア記

ヨシュア記 5章

 大きな薔薇(ばら)も小さな野薔薇も、あちこちで咲いています。美味しそうだと思うような色の薔薇にも出会います。空腹時に眺めたのでそのように見えたのかもしれませんね。

 ヨルダン川を渡り終えたイスラエルは、一気呵成(いっきかせい)に約束の地に入り込んで行ったのではありません。彼らは次の大きな動きを控えて、とどまったのです。ですから5章には「準備の時」という見出しがふさわしいかもしれません。

 主はここで、彼らにどのような準備をさせたのでしょうか。割礼を施す、過越のいけにえを献げる、そして地の産物を食べることでした。それらは、自分たちが神に選ばれたものであることを思い起こさせ、カナンの地で何を為すのかをおぼえさせるものでした。

 そして、備えは民だけがするのではなく、指導者ヨシュアにも課せられました。かつてモーセが神に選ばれる時に主が言われたのと同じことばがヨシュアに届けられました。「あなたの足の履き物を脱げ」です。ここに主が臨在する、主が自分たちのところにおられることを、ヨシュアはこの経験によって知るのです。

 私たちが何かに取り組む時に大切なのは、勢いではなく、自分たちの力や知恵ではなく、自分たちが神の前に誰なのかということを知ることと、神がともにおられるという事実を受け止めることなのだと、この箇所は教えています。


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