出エジプト記 8章1−15節
長女宅の家庭菜園の収穫物です。大根の葉があまりにも見事なので写しました。ドイツでは、スーパーでもマルクトでも葉付の大根はほとんど見かけません。そうなると、大根と油揚の油炒めが妙に食べたくなって、仕方なくなりました。帰宅途中で油揚を購入。ようやく食べられます。
この章には、ご自分の民をエジプトから連れ出すために、モーセとアロンとファラオとの間の厳しいやりとりが見られます。きのうも書きましたが、モーセはぶれることはありません。「わたしは口べたです」を務めに召される前にお、召されたあとにも繰り返すモーセをご自分がお選びになったことゆえに、あきらめることなく叱り飛ばすことなく、忍耐して育てておられることの結果です。
ファラオは、居丈高(いたけだか)にモーセたちに対していますが、この時ファラオの動揺は次第に大きくなっていったのではないかと想像します。彼の態度からは、権力を独り占めしている者のもろさがにじみ出てきます。次第に動揺の幅が大きくなるのがわかります。
しかし、神の忍耐を受け止めたモーセの従順があって、ファラオの拒絶にもかかわらず、民を連れ出すという神のご計画は着々と進んでいくのです。ファラオの態度は、対峙するモーセたちの心をくじかせるには充分ですが、彼らはそれでも前に進みます。神からの約束を信じて物事に取り組むとき、目論見どおりに行かないことが二度三度続くと、それでも前に進むということができずに、「みこころ(神のご計画)ではない」として片づけていることがどれほど多いかと、自分を振り返ると探られます。
神の前にへりくだる者のほんとうの強さを、ここから覚えました。