みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

あなたのために祈りました

2015年10月24日 | ルカの福音書

ルカの福音書 22章24−38節

 ダルムシュタットでいただいたのは栗だけではなくてリンゴも…。そのまま食べてもとても美味しいのですが、きのうの夕方ジャムとコンポートを作りました。コンポートは白ワインで煮てみました。どちらも大変美味しいできあがり。コンポートにヨーグルトはとてもよい組み合わせです。アイスクリームも合いそうですね。

 聖餐を制定された主イエスとの食卓での弟子たちの関心は、「この中で誰が一番偉いだろうか」ということだったようです。彼らは、偉くなって多くの人に傅(かしず)かれるようになりたいと考えていたようなのです。その彼らの心をご存じだった主は、偉くなってはならないとはお教えにならず、真に偉いのはどのような人なのかをお示しになりました。それは弟子たちが思い抱いていたこととは違っていたのです。主ご自身がこの食事の席でしもべとしての模範をお示しになったのに、彼らの心は偉く、偉くという関心でいっぱいでした。

 ペテロを「シモン、シモン」と主がお呼びになったのは、彼の弱さを覚えてのことだったと考えられています。サタンにふるいにかけられ、信仰がなくなるほどの体験をするとの主のことばに、そのようなことは決してしないと胸を張ります。しかし、彼の確信に満ちた答えは、この後数時間後にもろくも崩れ去ってしまうのです。

 「みことばの光」が書くように、ここを読んで私たちは、「弟子なのに…」とか「ペテロはだめだねぁ」などとは決して言えません。いや、初めはそんなふうに見るかもしれませんが、やがてここに自分の姿を見いだすとしたら、もう笑ってなどいられません。

 そんなもろさを見越して、主はペテロに「あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました」とおっしゃるのです。何とありがたいことばでしょう。


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