みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

信じていのちを

2018年07月02日 | ヨシュア記

ヨシュア記 19章24−51節

 夏休みに入り、日本に一時帰国している人、旅行をしている人などで、礼拝もちょっと寂しいのですが、日本からの旅行者の方が出席してくださるのが、やはり海外邦人教会の一つのかたちですね。昨日は65歳で仕事をお辞めになってから神学校で勉強し牧師になられてお辞めになった方が、ご夫妻で礼拝に出席されました。同労の方との分かち合いでとても励まされました。よいご旅行を!

 ヨルダン川西側への相続地の割り当て、ここではアシェル族、ナフタリ族、断続への相続地の境界線が明記されています。

 その中で、ダン部族は、南にユダ部族、東にエフライム部族、西は地中海という所に相続地を得ました。けれども、アモリ人のゆえに平地に下りていくことができずに、自分たちの領地を求めて北方のレシェムを占領します。「ダンからベエル・シェバ」とはイスラエルを北から南まで指す言い方ですが、北の端のダンは、後に攻め取った場所のことです。

 最後に、ヨシュアに与えられた地のことが記されています。その地、ティムナテ・セラフはエフライムの相続地の中にありました。13章から始まったイスラエル各部族への相続地の割り当ては、カレブに始まりヨシュアに終わっています。それは、二人の信仰を神が祝福してくださったと考えることができます。民数記13,14章を思い出します。この二人だけは、「必ず打ち勝つことができます」と不信仰ゆえに尻込みする人々を説得したのです。彼らの信仰に答えてくださったことを、カレブに始まりヨシュアに終わった割り当ての記事は伝えてくれます。

 「私たちは、恐れ退いて滅びる者でなく、信じていのちを保つものです」との、ヘブル人への手紙10章39節のことばを思いました。


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