みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

わたしは彼らにおり

2017年08月28日 | ヨハネの福音書

ヨハネの福音書 17章20−26節

 礼拝の後、手作りの太巻きをいただきました。日本にいる時には当たり前のようだった日本の食べ物が、こちらではごちそうになります。皆さんといっしょに食べることによるおいしさもあるのでしょうね。ごちそうさまでした!

 20節の「わたしは、ただこの人々のためだけでなく、彼らのことばによってわたしを信じる人々のためにもお願いします」との祈りは、弟子たちのための祈り(6-19節)を父なる神が完全に聞き届けてくださったことを前提にしての祈りです。もしも弟子たちがイエスが行ってしまわれた後の厳しい試練や迫害の中でこの世にのみ込まれてしまったならば、20節以降の祈りは成り立ちません。

 ここで祈っておられるのは、弟子たちのことばによってイエスを信じる人々のための祈りです。つまりそれは、私たちのため、教会のための祈りです。イエスは、二つのことを父に願っています。「お願いします」ということばが20節と24節にあるのが二つが何なのかを見つけるために役立ちます。

 一つめは、「一つになるように」という祈りです。その一つとは、「わたしたちが一つであるように」なのです。つまり、三位一体の神の父と子の関係が彼ら(私たち)の一つであることのモデルだというのです。驚くような「一つ」の姿です。どのようにしてそれが…? 「わたしは彼らにおり」が鍵です。

 「わたしは彼らにおり」ということばを心に留めます。イエスが私のうちにおられるという、信じる者に約束された事実があらゆる相違を乗り越えて一つにしていくのです。ちょっとした違いでも気になるのがお互い。同じお方が内に生きておられるということが、違っていても一つに至らせるのでしょうか。不思議な結びつきです。

 


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