みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

罪の告白と盟約

2017年06月10日 | ネヘミヤ記

ネヘミヤ記 10章

 月一度の子ども集会の帰り道、黒雲が空を覆い稲光も…。自動車を止め家に入った直後に激しい雨が降ってきました。私たちはちょうどのタイミングでずぶ濡れになりませんでしたが、きっと直撃された人もおられたことでしょう。子ども集会の工作の時間では、折り紙で紫陽花やカタツムリを作りました。当地でも紫陽花はたくさん植えられています。

 罪の告白、悔い改めに続いて、イスラエル人は「神の律法に従って歩み、私たちの主、主のすべての命令、その定めとおきてを守り行うための、のろいと誓いに加わった」と29節にあり、盟約に署名した人々の名前が1ー27節までに載っています。

 そして、盟約の内容が30—39節に記されています。きょうの「みことばの光」に7つがまとめられているのですが、この七つは具体的であり、生活、人生に密着したものであることがわかります。神のことば、律法に中心として生きていくのだと彼らは互いの間で誓ったのです。

 ここを読んで、神の前に罪を告白して悔い改めるということと、彼らが結んだ盟約にはつながりがある、つまり、罪の告白、悔い改めの証しとして盟約だということに意義があるということを覚えました。もしも、前者がなければ、ここで結んだ盟約は後にイエスが「わざわいなるかな」と嘆き怒った律法主義へとすり替わっていったのではないかと、考えます。

 キリストを信じる者が神に従って歩むということにおいても、罪の告白と悔い改めと切り離しては考えられません。神の恵みとあわれみとに応えて生きるのですから。


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