使徒の働き 20章25−38節
日曜日の礼拝後に持たれる交わりの時間に出た「お茶菓子」の一つです。ほかに、明太子せんべい、いちごポッキー、芥子の実クリームのケーキ、クッキー、漬け物などが目の前に…。豊かなおやつがいただける教会です。
エペソの長老たちへの惜別説教の後半です。パウロは「…私の顔を、あなたがたはもう二度と見ることはない」と語っています。しかし、彼はあれをやろうとしたけれどもできなかった、これも届けようとしたが…とは言っていません。言うべきことのすべてを言ったのだから、自分には責任がないと明言しています。
長老たちへの勧告については、パウロ自身が行ってきたことに基づいています。今ならば牧師や教会役員に当たる人にパウロが伝えたのは、彼自身の生き様をことばにしたものでした。つまり、パウロのことばには行動に裏づけられた説得力があるのです。そして、パウロの行動とは「受けるよりも与えるほうが幸いである」とのイエスのことばに基づいていると言っています。
心に留めたのは、「神の恵みとその恵みのみことばとにゆだねます」とパウロがエペソの長老たちに語った一言です。どんな人にも終わりはあり、いつまでも自分といっしょにいてくれるわけではありません。教会もしばらくの間指導者が途切れるなどということが起こります。そのような時に、人をみことばにゆだねることのできるのは、実に心強いことなのだろうかと、教えられます。