みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

どうしたことか

2014年10月08日 | イザヤ書

イザヤ書 22章


 先日の台風18号。御嶽山噴火の教訓が生かされたのか、多くの自治体で避難勧告や避難指示が出され注意が喚起されたと報じられています。結果として空振りでも、万が一に備えるようにと情報が出るのは大切なことなのですね。ただし、空振りが続くと慣れっこになって聞き流すようになるのが、私たちの弱さですが…。

 来るべきアッシリヤの襲来に備えてエルサレムはどのような準備をしたのか、どのような準備をしなかったのかということがこの章に記されています。
 彼らは城壁を補強し、武器庫や貯水池を造って備えました。しかし、恐慌と蹂躙と混乱は万軍の神である主からくるのだというのがここでのメッセージ。だから、彼らが真になすべき備えとは、泣き、悲しみ、頭を丸めて、荒布をまとうこと、つまり自分たちの罪を主に悔い改めることでした。

 「これはいったいどうしたことか」とのことばを心に留めました。
 情況を正しく見極めることをしないで大騒ぎをするエルサレム、なすべき備えをしないままでいるエルサレム、そして自分の栄誉のために生きるエルサレムの高官、主はこれらをご覧になって、「これはいったいどうしたことか」と歎きお怒りになっておられるのです。

 主は、私を、教会をどのような思いでご覧になっているのだろう。
    


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