みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

これに身を避ける

2014年10月02日 | イザヤ書
イザヤ書 14章


 日が経つにつれて犠牲者が増えていく御嶽山の噴火。突然の惨事の中、助かった人といのちを落とした人とに分かれるのを聞くと、厳粛な思いにさせられます。

 イザヤ書14章では、一時(いっとき)の歴史の支配者たちが、次の力ある者たちに取って代わられる様子が描かれます。ある者が立ち、またある者が倒れることの背後には、神のお考えがあることがはっきり書かれています。
 「必ず、わたしの考えたとおりに事は成り、わたしの計ったとおりに成就する。」

 どんなに権勢を誇る者も、神のお考えによって引きずり下ろされるのだというのです。思い巡らしていますと、パウロによるこんなことばが浮かんできました。
 「神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう。」(ローマ人への手紙8章31節)

 逆に、どんなに弱く乏しい人でも、この神を味方とすることができるならば世界で最も強力な味方を得た者、最も安全な避難所を確保できた者ということになります。
 「主の民の悩む者たちは、これに身を避ける」ということばを、一日心に口ずさみたいと思います。

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