goo blog サービス終了のお知らせ 

霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

秋掘り

2009-10-21 21:20:39 | 
半世紀に亘る牛の飼育を突然止めても今年の収支計画には殆んど影響無いが、農作業には様々な変化が起きている。
稲刈りの藁立てが不要となり藁はすべてコンバインが切り刻んで田んぼに残したのもそのひとつ。
寒くなる前にこの藁を鋤きこんでやると腐熟が促進されるので秋掘りを例年よりも早めに開始した。

掘る前に籾殻、米ぬか、オカラ、EM活性液等を撒く都合があるので準備が出来た田んぼから順次掘り進めている。
堆肥の活用も含めて「土作り」が美味しい作物を収獲するための第一歩となる。



この田んぼは数年前まで一部に湿地がありそこはトラクターは勿論田植機も入れなかった。
手植えをしていたジイチャンが四つん這いのまま身動きがとれなくなり泥だらけになりながら救助されたことが二年も続いたいわく付きの田んぼだった。

オジサンの創案した排水対策が功を奏し、今ではそんな昔話しをしても誰も信じないぐらい立派な田んぼに生まれ変わっている。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蕎麦の収穫

2009-10-20 21:46:37 | 穀物
当初は挽きたて、 打ちたて、 茹でたての「三たての蕎麦」を食べたくて始めた蕎麦栽培。
そのために高価な専用の製粉機も購入したのだったが、肝心の蕎麦打ちは最初の年だけで中断したままとなっている。

日頃から「お金には縁が無いが自然と食生活は豊か」を標榜している身としては何としても続けたい「食の贅沢」だが、製粉やそば打ちに手がかかり過ぎることがネックとなって疎遠になってしまった。

収穫した蕎麦も、今ではオバサンが産直に出荷する「蕎麦の葉」の種として活用するのみになっている。



米の「新米」表示は年内しか使えないが、「新蕎麦」も同様だとしたら早々に一度ぐらいは「新蕎麦」での「三たて」に挑戦すべきかもしれない。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エゴマ

2009-10-19 18:42:14 | 穀物
仕事が山積していると言っても秋の仕事は終えた分だけ減って行くので精神的には随分楽な感じがする。
春や夏は刈っても刈っても直ぐに伸びる雑草の如く新しい仕事が次々と出て来るのが辛かった。

一番大変そうだった土の搬入を昨日までに済ませ、今日はエゴマ(ジュウネ)の収穫を行った。
昨年は産直に出荷するぐらい作付けし良く売れたのだったが、手数がかかり過ぎるので今年は自家消費分のみに規模を縮小していた。
しかし、春から夏にかけての長雨のためか作柄も良くなかったので自家消費分にも足りなそうで、寂しい収穫となった。



一方、エグネのホダ木栽培のナメコが最盛期を迎えた。
出る時は何処も一緒らしく今朝の産直はナメコが溢れていた。
こんな日は「売れ残らない」ことを祈るしかない。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カラス

2009-10-18 20:14:07 | 自然
軽トラに積んである出荷前の卵や米を持ち去る憎き悪戯カラスが春から姿を消した。
どこかを負傷して飛べなくなったのを見かけた時「手負いの敵」を倒すのも気が引けたので見逃したが、翌朝には農道の脇に羽だけが残っていた。
夜のうちに獣の餌食になったようだ。
これも厳しい「自然の摂理」か。

その後、カラスに対する警戒を解いて平穏な日々が続いていたが、最近になって二羽のカラスがペアで襲って来るようになった。
先日は、ほんの数分の間にシートを掛けた軽トラからパックしたケースを破いて12個の卵が持ち去られた。 

癪に障るので捕らえるつもりで卵を餌に簡単なワナを仕掛けたがカラスの方が利口らしく、そばまで来ても餌には見向きもしないようだ。
カラスを退治するにはもっと高級なワナを仕掛けないと駄目なのかもしれない。



紅葉前の「霜後の滝」。
見通しを遮っていた雑木を刈り払ったため上にある公園からも全貌が見渡せるようになった。
以前はもっと高さがあったらしく、滝壺の大きさがそれを証明しているように見えた。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バックホーの季節

2009-10-17 20:02:43 | 経営
バックホーの季節がやって来た。
まずは朝イチの出がけに運搬車四台分の堆肥を積み、その後、来春の育苗用の土を掘って軽トラに積み上げる仕事で大活躍。

人手でやったら気の遠くなるような仕事をいとも簡単にこなしてくれるから助かる。
これからは圃場の整備や排水対策等で活躍の場が目白押しとなっている。

我が家のように未整備の圃場や排水が良くない転作田を所有している場合はトラクター同様にバックホーも立派な農業用機械に位置づけられる。



年間500Lほどの軽油を使うがその半分はこれからの農閑期にバツクホーとトラクターで消費する。
どちらもそのコスト以上の働きをしてくれるものと期待している。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする