霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

枝豆

2008-07-16 22:02:23 | 野菜
後山の畑では草との戦いが続いているが、そんな忙しさを繰り返している内に一番最初に蒔いたエダマメ用大豆は草取りや土寄せのタイミングが良かったこともあり一番順調に生育ししている。
しかし、収穫間近になるとタヌキに狙われるので、その前に電気の柵を張り巡らさなければならない。
収穫までにはまだまだクリアしなければならない課題がいくつか残されている。



今日の午後はジャガイモの収穫を行い、二人ががりで二割程度を終えることができた。
予想どおりの豊作で嬉しい限りなのだがかなり時間がかかるようだ。
その矢先にタイミング良く九州で働いている末娘が早い夏休みを取って今夜帰省することになった。
渡りに舟とはこのことで「援軍」としてフル活用したいと手ぐすね引いて待っている。

何も知らない本人は「奥入瀬渓流に行って森林浴をしたい」とか「ランプの宿で一泊したい」とメールして来たが、厳しい現実を知った時にどんな反応を示すことやら・・・。

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夕顔

2008-07-15 21:36:47 | 野菜
夕顔は夕方に白い花が咲き、翌朝しぼむことからこの名がついたという。
今年は後山の東南に面した急斜面の土手の直ぐ下の畑に種を蒔いた。
日当たりが良く気温も高めなので早い収穫が期待できるのとツルが棚の代用となる土手を這い上がって沢山実を付けるのではないかというのがオバサンの「獲らぬタヌキの皮算用」もある。

去年までは支柱を立て棚を這わせて見上げていた夕顔を今年は土手の上から見下ろす形となった。
早い生産者は既に産直に出荷しているが我が家の夕顔はまだまだこれから。
それでせも豊作を期待させるような大きな葉を付けているのでこれからが楽しみ。

夕顔は、収穫したあとのパッキングや計量も必要なくそのまま値札シールを貼るだけで出荷できるので手のかからない野菜の筆頭株。
それに生鮮野菜と異なり日持ちするので売れ残りの心配も要らないので、これからも力を入れたい「販売用の野菜」のひとつとなっている。



二時過ぎに畑に到着した時は花がしぼんでいたが、六時過ぎに帰る頃には白い花が開き始めた。
「源氏物語」にも出てくる夕顔の白い花は、夜露を浴びた朝が一番美しいように思える。
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天然クーラー

2008-07-14 21:59:12 | 環境
空梅雨のまま夏本番を迎えるのかと思ったら、三日前の深夜に雷と共に豪雨となった。
そのお陰で田畑の水不足が一気に解消となったが、天気はこちらの都合では動かない。
雨が不要になった途端に雨模様の日が続くようになった。

それでも日中はかなり暑い。
特に午後の仕事は、体育館の窓を閉め切って行われる真夏のバドミントンの練習並に汗が滝のように流れ出る。
日差しが照りつけたりすると体育館よりもキツクなる。

そんな暑い中でも家の中に避難すれば暑さを凌げるので大助かりとなっている。
エグネを通って窓から入る風が「天然クーラー」の役割を担ってくれるのでどんな暑い夏でも夜は勿論のこと昼寝時も快適に過ごせる。

今は日が長いので昼寝の時間をタップリと取るようにしているが、快適な環境で熟睡できるので午後の仕事の活力も生まれて来るような気がする。



家の前の畑で作付けしているシソとトウモロコシ。
シソはハウスでも栽培しているが、やはり露地ものの方が香りが優れているようだ。
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2008-07-13 21:53:26 | 思い出
今、産直では梅干し用の赤シソが良く売れている。
「新鮮館おおまち」では予約注文分の仕分けで大忙しのようだった。

我が家の梅干し作りは梅も赤シソも当然自前のものを活用する。
ただ、梅が少ないので毎年近くの親類から梅を貰って来て不足分を補充している。

貰うときは直接梅の木からもいでくるが、梅の木に棲む虫に刺されることがしばしばある。
刺されると吹き出物のようなものが沢山出て酷い痒みに悩まされる。
いつも完全防備で臨んでいるつもりなのだが、今年も一週間前の梅もぎで長袖シャツの上から腕を刺されてまい、その痒みが未だ癒えていない。



今日は一人暮らしの母から「ウメッコが採り頃になったヨ」との電話を貰い行って来た。
息子が採ったもぎ立ての梅を選別している母の姿が昔懐かしい光景で絵になると思ったが、残念ながらカメラを持っていなかった。
母が元気で働いている姿をもっと写真に記録しておくべきと悔やまれた。
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アスパラガス

2008-07-12 22:10:02 | 野菜
野菜の無農薬栽培で一番大変なのは除草。
これに耐え切れずに除草剤を使う生産者が多いようだ。

特にアスパラガスの除草には手がかかる。
放置して置くと収穫時にアスパラガスが雑草の影に隠れてしまうので、特に根元付近を重点的に除草しなければならない。
しかし、耕作面積が広くなるとこれまでのような手取り除草を何度も繰り返すことは難しい。
そんなことから畝間は勿論のこと株周辺も極力草刈機を使って刈り取ることにしている。
時々手元が狂ってアスパラガスまで刈り取ってしまうこともあるが、それも「必要経費」と割り切らざるを得ない。



こんなに苦労して無農薬栽培にこだわっても、産直での販売価格は他と一緒なのでそんな頑張ることはないのではないかと思うときもある。
しかし、そこが「お金だけでは測れない農業」の奥深さだと思っている。
このこだわりがいつか花開く時が来るものと信じている。

先日、「道の駅」で出荷中のオバサンがお客様から「何故かお宅の野菜は美味しいんだよね」と声をかけられた。
農薬を使わないで育てると安全・安心だけでなく、柔らかく甘味のある野菜が育つようだ。
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