霜後桃源記  

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「転作シロシロ詐欺」解決

2015-12-30 20:07:37 | 経営
今月中旬に紹介した転作田の畦畔の除去問題について、市役所の担当があまりにも杓子定規なので
農水省の担当に直接見解を求めた。
その結果、途中経過では種々あり日数もかかったが最終的に「要望が受け入れられる」形で決着
した。

お陰で「一石三鳥の見直し策」として何年かかけて除去して来た畦畔を「再度作り直す」という愚を
演ずることがなくホッとしている。

各種法律や制度で運用上の疑義が生じた場合は「その目的」に照らし合わせて解釈すべき。
その意味では農水省の担当が折衝当初に示した「中山間地支払の目的は耕作放棄地をこれ以上増やさ
ないことなので耕作していれば構わない」との非公式見解が一番妥当に思える。
 

(新年を迎えるので新しい籾殻を追加した)

[以下市役所経由で手交された文書の関係部分]
中山間地の田については運用通知で「たん水するための畦畔及びかんがい機能を有している土地」と
定義しているが、解釈の範囲として、転作作物が作付けされている場合で、大型機械の進入や排水性の
確保等、営農の都合上、止むを得ず畦畔を除去している田については、一般的に農家が所有する機械で
復旧可能なものに限り、たん水機能を有しているものとみなす。
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