霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

着眼大局、着手小局

2014-05-08 21:17:03 | 経営
谷間みたいな狭い所に1枚2aほどの小さな5枚の田んぼが連なっている。
長年に亘り休耕していたが、就農時に「遊休資産は無くす」方針を決め、最初は畑として活用し、
その後に田んぼに変えて来た経緯がある。

狭い耕地のため機械作業の効率が悪いことはこの上ないが、更に一部に湿地なども含まれて
いて何度もトラブルに遭遇していた。
「遊休資産を無くすため収獲額を上回るコストを掛けているのでは?」との疑問を抱きつつ毎年
作り続けている。

売上額だけを考えると「問題だらけの田んぼ」となるが、ここの収穫量が我が家で消費する
一年分の飯米に匹敵することを考えると「放置する訳に行かない」というのが現時点の結論と
なっている。



しかし、元々稲作自体が採算ベースに乗っているかどうか怪しいのに一部の田んぼだけ収支
をシビアに考えるのもおかしな話し。
作物別収支までは把握していないが、主食の米については「例え赤字でも作り続ける覚悟」
なので、非効率な田んぼを維持するのも大局的見地からすれば「正解」だと思っている。

コメント
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