霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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風知草

2012-05-18 20:17:59 | 環境
毎日新聞の二面に山田孝男編集委員のコラム「風知草」が毎週月曜日に掲載されている。
なかなか示唆に富む内容が多いので愛読している。

先日は「過剰という病」と題して「食べない健康法」等の著者石川結実のコメントを紹介していた。
・好き放題、飲んで食べるのは一日一食だけにする。
・古代ギリシャもローマも、エジプトも栄華の頂点で病気がはやり、人口の3分の1が死んで滅んだ。
 日本も衰亡ムード。
・国の税収41兆円に対して国民医療費37兆円(10年度)。検査のし過ぎ。6000年前のピラミッドの
 碑文には「人は食べる量の4分の1で生きる。他の4分の3は医者の糧になる」と書かれている。

そしてコラムの最後に、こう結んでいた。
「先進国」とは何か。「先進的」とはどんなことか。小食健康本ブームは根本的な問い直しを迫って
いる。


(たまたま門口の入り口に咲いている躑躅は野生のもの。躑躅は庭木の観賞用として育てられて来た
植物らしいが、周辺の里山の林の中でも見かけることが多い)

福島原発事故の被害の大きさにも驚いたが、それ以上に驚いたのはこんな大惨事を起こしていながら
原発を再稼働させようとする国や経済界の異常感覚。
経済成長一本槍で進んでいる内に手段が目的に転化し「生きる基本を忘れてしまったのではないか」
という気がしてならない。
そんな「普通の受け止め方」をしているのは私だけではなかった。

「これだけの大事故を経験してもなお、原発からの離脱を決定できない日本って何という国だろうと思う」
(加藤登紀子)
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