霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

放射能検査

2012-05-01 21:52:46 | 山菜
福島原発事故の後遺症は昨年よりも今年の方が大きく影を落としている
各産直とも4月からの安全基準に対応するため「山菜については原則販売自粛」を決め込んで
いて、出荷する場合は「基準以下となった検査結果書」の添付を義務付けている。

一関市役所では検査を無料で受付けているが、「一人一品」との制約があるし「受付けてから
結果が出るまで二週間程かかる」という致命的な欠陥もあって利用し辛い面があった。

「今年の里山ビジネスは諦めざるを得ない」と断念しかけ、田植えをしながら目に入る収獲適期の
タラノメも「見て見ぬふり」を決め込んでいた。
しかし、折角のタラノメを風評被害のまま放置し「泣き寝入りするのは忍びない」と考え改めた。

直ぐに検査結果が出るところを探したところ「精茶百年が1件5000円でやってくれる」と加賀長さん
から情報が入った。
残念ながら、その情報が入ったのは日曜日だったので、連休明けの今朝までイライラしながら
待たねばならなかった。


(金曜日に撮影したタラノメ。今朝は収穫適期を過ぎたかと思われる程大きくなっていた)

朝イチに収獲した「タラノメ」を持参し検査をお願いたところ、その「結果報告書」が夕方メールで
届いた。

ヨウ素 ~ 検出せず
セシウム134 ~ 17.96ベクレル/kg
セシウム137 ~ 31.97ベクレル/kg

と、予想通り「厳しい新基準値」をクリアできていた。

幸い田植えも昨日、今日で餅米分を終えたので、明日は夜明けと共にタラノメ収獲に専念できそうだ。

コメント (2)
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