午後から雨の予報だったので、昼食時間を一時間ずらし、裁断した薪を薪小屋や
軒下への収納を急いだ。
細い薪をダンボールに入れて母屋の後ろの軒下に置き、4月中に消費してしまう
作戦が功を奏し、当初心配された収納場所不足を回避出来た。
細い薪は一度にダンボール一箱分がストーブに入る。
火持ちは悪いが熱効率が良く即効性があるので、今の季節には返って好都合となった。
また、冬場以外は「軒下に薪を置いてはならない」が大工の棟梁さんのアドバイスだった
ので、それにも対応出来そうだ。
午後から雨の予報だったので、昼食時間を一時間ずらし、裁断した薪を薪小屋や
軒下への収納を急いだ。
細い薪をダンボールに入れて母屋の後ろの軒下に置き、4月中に消費してしまう
作戦が功を奏し、当初心配された収納場所不足を回避出来た。
細い薪は一度にダンボール一箱分がストーブに入る。
火持ちは悪いが熱効率が良く即効性があるので、今の季節には返って好都合となった。
また、冬場以外は「軒下に薪を置いてはならない」が大工の棟梁さんのアドバイスだった
ので、それにも対応出来そうだ。
子供の頃、プロパンガスが家庭燃料の主役となる以前は、晩秋や早春に山から運んで来た
柴木が台所の唯一の燃料だった。
多分、山の所有者が伐採した際に、残した細い枝を貰い受けたものと思われる。
小さい背中に柴木を背負って細く長い山道を下り、麓に置いたリヤカーに載せて帰るのが
年中行事となっていた。
そして、その柴木を釜で燃やし易いように鉈で短く裁断するのも日課となっていた。
耕作放棄地から持ち帰った大量の細い枝の処分に困りながら、そんな昔を思い出した。
昔の柴木と較べたら立派な薪と言える太さだが、置く場所も確保出来ず来年まで残す
と朽ち果てる可能性もある。
そのため、可能な限り今シーズン中に母屋のストーブで燃やすことに方針を変更した。
一本ずつ手を掛けていたら大変なので、裁断した際にダンボール箱に入れて持ち運び
易いように改めた。
そして、早速、使ってみたところ、燃えやすく熱量も高い優れものであることが分った。
昨日までの邪魔者が、一工夫で今日から主役に躍り出たことに驚いている。
昼寝が出来るのは「春の彼岸から秋の彼岸まで」というのが家訓だった。
「秋の彼岸から春の彼岸まで」は夜明けが遅く日没が早いためが、昼寝をしていた
のでは外で働く時間が無くなるための訓えだった。
昼寝の習慣の無いサラリーマン人生が長かったことも有り、就農当初は家族が昼寝を
している間はデスクワーク等に充てていた。
しかし、次第に昼寝をしないと夕方まで体力が持たなくなり昼寝をするようになった。
老化の進展は加速度的で、近年は午前の疲労回復を図るために「昼寝が不可欠」となり、
更に、今年に入ったら昼食後の昼寝を愉しみに午前の仕事に励むようになってしまった。
そんな訳で、昼寝は「彼岸から彼岸まで」などという家訓は既に死語となり、時間の長短は
あるもののオールシーズン昼寝を満喫している。
お陰で、昼寝後は心身ともにスッキリ状態で午後の仕事に臨むことが出来ている。
昨年は予期せぬ形で薪が大量に手に入った。
量が多過ぎて薪小屋が満杯になり、緊急避難的に一号ハウスに仮置きしていた。
耕作放棄地の田圃から搬入した木は未だ裁断前だったので、冬の間にハウスの中で
チェンソウを使って裁断する予定だった。
それが大雪でハウスが潰れてしまい、裁断も搬出も不可のまま春を迎えてしまった。
早々に片付けないとハウスの再築や育苗作業に支障を来たすので、裁断も搬出も
数日中に終えなければならないが、冬の間に筋肉が衰えた身体には結構な負担と
なりそうだ。
杉の葉を当地では「杉ッパ」と呼ぶが、薪ストーブの焚き付け用として枯れた杉ッパ
ほど重宝な物はない。
子供の頃、教室のストーブの焚き付け用として近くの山に行って皆で「杉ッパ集め」を
した懐かしい思い出がある。
我が家の薪ストーブは冬期間中24時間フル稼働なので焚き付けは不要だが、春が近づ
き温かくなるとストーブも朝夕の寒い時間帯のみの使用となる。
必然的に焚き付けが必要となるが、事前に杉ッパを集めて置く必要はない。
裏のエグネには杉ッパが絨毯状態に敷き詰められているので、そこから手に一握り持って
くれば十分に用が足りる。
焚き付け用としては杉ッパ以外に紙も考えられるが、紙は発火点は低いものの火力が
弱いので薪の焚き付け用としては不向きのようだ。
そもそも我が家の場合、杉ッパが無尽蔵に使えるので、それ以外の焚き付けは必要と
しない。