安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係
気温20℃ながら湿度は90%の無風状態。
じっとしていても蒸し暑い中で早朝の脱莢作業等の出荷準備を行う。
日中になると湿度は50%に下がるが、気温は32℃に上がる。
家の中で暮らす分には日中の方が過ごし易い。

先日、県内で73歳の農業者が作業中に命を落としている。
外での連続作業は「二時間以内を限度」にしているが、その日の環境や体調によって、
更に短くするよう心掛けている。
夏でなくとも早朝の「草刈作り」は大汗をかくことが多いが、猛暑下では尚更のこと。
その喉の渇きを朝からビールで癒す訳には行かないので、「じっと我慢」してお茶で凌ぐ。
そんな忍耐を一日に数度繰り返した後、夜を迎えると大威張りで缶ビールを開け喉を潤す。
そして、ビールの後は「焼酎の水割り」が最近の定番で、5対1の「超薄口」にも関わらず、
2杯程度で「顔が真っ赤」に色づき、天国をさ迷う日々が続いている。

(高森での早朝の草刈り。生産部長はオチョコ一杯のビールで満足する。)
♭ 民衆の酒 焼酎は 安くてまわりが早い (そんな歌が昔流行っていた)
長雨と新型コロナ騒ぎで今年の決算は「赤字」が予想されるが、酒はそんな厳しい現実を
忘れさせてくれる。、
農作業の集中出来る時間はMAX二時間と決めているが、猛暑下ではもっと短くしなければならない。
大汗をかくのでズボンも汗でビショ濡れ状態で重くなり、喉の渇きも半端ではない。
熱中症への配慮も必要となる。
そんなハードな作業を昨日は早朝、午前、午後と四度も繰り返しながら、あまり疲れも感じなかったので、
夜のバド練習にも参加した。
しかし、練習が始まった途端に「疲れ」が出て、30分で切り上げ帰途に就いた。

体育館を出たら「涼し気な夜風」が吹いていて凄く気持ち良かった。
エアコンと異なり自然の風は「身体に優しい」と実感出来た。
帰宅後、入浴して汗を流した後のビールが、いつも以上に美味しく感じられ、ついつい度を過ごし、最後は
焼酎にまで手を伸ばし「天国をさ迷う」事態に陥った。
気仙沼産の鰹の刺身に畑から採って来たばかりの香ばしいシソの葉を刻んで載せ、すったニンニクに醤油で
食べるのが今の季節の我が家の御馳走。
気仙沼の鰹が毎日店頭に並ぶなら「毎晩でもいい」と思っているが、残念ながらそうはならない。
あまり間隔が空く場合は、「次善の策」として他の鰹で我慢することも多い。

(沙羅双樹に似て非なる夏椿)
時には鰹がホヤに代わることもある。
ホヤは一時高値となり「庶民の味」から遠のいたこともあったが、今は手頃な価格に戻った。
ホヤも鰹同様にシソの葉が絶妙のコンビとなる。
肉よりも野菜や魚が美味しく感じられるのは「老化が進展している証拠」なのかもしれない。
「日本一稼ぐ弁護士の仕事術」を書いた福永活也氏によると、仕事の対価は「報酬と経験」と捉え、
雇われ弁護士時代は「給料は変わらないのに同僚の倍以上働いて経験を積んだ」とのこと。
備蓄している薪は十分過ぎるほど有るにも関わらす、耕作放棄地からの薪材の搬入に精力を注ぐのは
「如何なものか?」との疑問が無きにしも非ずだが、色々と「経験を積む」ことによって間違いなく
ノウハウは蓄積される。
・チェンソウは、刃研ぎに時間を掛けた方が効率的
・運搬車による薪運搬のコツ
・細い木と太い木を裁断する際の伐り方の違い 等々
色々とノウハウを蓄積出来ている。
また、長らく使われていなかった農道も運搬車が何度も往復することによって「道」らしくなって
来た。

上段の農道に置いてあった僅かな量を搬入するだけで6往復も要してしまった。
三日ぐらいで全部終わらせるつもりだったが、予想を三倍ぐらい上回る分量なので、長期戦覚悟で
農作業と並行して進めることに変更した。
そして、一号ハウスに置き切れなくなった時点で、今年の搬入を諦めることにする。