大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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アルテミス1 オリオン宇宙船、月の裏側を撮影…50年ぶりの光景

2022年11月29日 09時37分45秒 | 宇宙 月、火星、惑星探査 ビッグバン パーサヴィアランス インジェニュイティ

NASAの新型宇宙船「オリオン(Orion)」が月の裏側まで到達し、その美しい写真を地球に送ってきている。月の地平線に沈みかける我らが地球。太陽・月・地球、実に素晴らしい関係だ!

NASAの宇宙船「オリオン」は、ミッション「アルテミス1」で、初めて月周回軌道に乗った。
2022年11月16日(現地時間。以下同)、オリオンは新型ロケット「スペース・ローンチ・システム (SLS)」の初号機に搭載されて打ち上げられた。この宇宙船もロケットも1972年の最後のアポロ計画以来初めて人類を月に送り届けるために設計され、NASAの月への野望を「アルテミス(Artemis)」という新たなプログラムで復活させたものだ。オリオンもロケットも今回初めて飛行に成功した。
ロケットの役目は終わったが、オリオンは今、25日間の月周回の旅を終えようとしている。このミッションは「アルテミス1」と呼ばれるもので、この宇宙船が安全に宇宙飛行士を運べるかどうかを確認する無人飛行試験だ。
オリオン宇宙船は11月20日、月が地球を抜いて主な重力源となる「月の重力圏」 に入った。
2022年11月21日には、オリオン宇宙船は月をかすめるようにして、月面の約81マイル(約130km)上空を飛行し、3つのアポロ着陸地点の上空を通過した。NASAによると、オリオン宇宙船は時速5102マイル(約8210km)で通過してからその後減速し、時速3489マイル(約5615km)で宇宙空間を駆け抜けたという。
オリオン宇宙船は月の裏側を飛行した。アポロ計画以降、この景色を直接体験した人類はいない。だが、今回オリオンがこの初飛行に成功すれば、NASAは次回宇宙飛行士を乗せて月へと送る予定だ。

11月25日、オリオン宇宙船は月から最も遠い地点、約5万7287マイル(約9万2194km)先に到達した。その後、11月28日に地球からの最遠距離記録を更新するはずだ。今回のミッションではこれまで人類を運ぶために作られたどの宇宙船よりも約2万マイル(約3万2186km)も地球から遠い場所に到達する。
このミッションは宇宙船の限界を試すためのものである。オリオン宇宙船には科学機器やセンサーを取り付けた3体のマネキンを搭載し、将来に搭乗予定の宇宙飛行士に影響を与える可能性のある加速度、振動、放射線を測定している。
その後、月の重力がオリオンを地球へ向かわせ、大気圏に突入する。その際には、宇宙飛行士を保護する熱シールドの能力が試されることになる。そしてオリオンはパラシュートを開き、太平洋に着水する予定だ。
NASAは、2025年にSLS、オリオンとスペースX(SpaceX)の二段式大型ロケットであるスターシップ(Starship)を使って、再び月に宇宙飛行士を着陸させる。最終的には月面に恒久的な基地を設置し、月軌道上に新たな宇宙ステーションを建設する計画だ。

参考:11月26日6時52分、オリオン宇宙船は1分28秒間に渡るエンジン噴射で軌道を修正し、DRO(Distant Retrograde Orbit、遠方逆行軌道)と呼ばれる軌道に入りました。DROは月の公転方向に逆行するような軌道で、安定性が高く、推進剤の消費を抑えて飛行しつつ試験を行えるメリットがあるといいます。

@オリオン宇宙船は11月29日6時48分に今回のミッションで地球から最も遠ざかる26万8552マイル(約43万2192km)のポイントに到達し、12月2日にDROを離脱し、12月12日に地球へ帰還する予定。
やっぱり、先ずお月さま(月読命)だよね。成功を祈ろう。