大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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天の川銀河の “裏側” に隠された銀河を発見

2022年11月23日 19時34分29秒 | 宇宙 月、火星、惑星探査 ビッグバン パーサヴィアランス インジェニュイティ





ブラックホール 大質量天体「いて座A*(エースター)」

夜空に輝く美しい天の川は、天文学にとっては時に邪魔な存在でもあります。
天の川は、太陽系が属している天の川銀河 (銀河系) を構成する円盤状の構造「銀河面」を、内側から横向きに観ているものです。ここには天の川銀河に属する無数の星々の他に、ガスや塵などが大量に存在するため、遠くにある星の光が遮断されてしまいます。また、ある星が地球の近くにある暗い星なのか、それとも地球から遠くにある明るい星なのか、という単純なことでさえも計測が難しくなることもあります。このような天球上の場所を「銀河面吸収帯 (ZoA, Zone of Avoidance)」と呼びます。
ただし、銀河面で見通しが効かないのは可視光線で観測を行う場合の話であり、他の波長では状況が違うこともあります。近赤外線や電波による天体観測が行われるようになってからは、銀河面吸収帯の多くの領域が見通せるようになりました。
それでもなお、銀河の中心部に存在する「銀河バルジ」は攻略が困難でした。物質が高密度で集中しているこの領域は、近赤外線でも観測が難しいことで知られています。このため、天球全体のうち約10%は、天の川銀河の背後を見通せない未知の領域として残されていました。
サンファン国立大学、リオグランデ・ド・スル大学、アンドレス・ベーリョ国立大学などの国際研究チームは、銀河バルジに隠された未知の領域を観測する「VVVサーベイ」の成果を公表しました。観測領域がとても広いため、今回の観測では空間的な分布を考慮して5つの銀河候補天体に的を絞り、その周辺部に何があるのかが調査されました。


今回発見された58個の銀河候補天体が右側に一覧化されている。番号が振られている5個の天体は、この領域を観測するために最初に決定された銀河候補天体(Credit: Galdeano, et.al.)

その結果、先述の5つの銀河候補天体を含む、58個の銀河候補天体が見つかりました。平均的な赤方偏移の値から、これらの銀河のいくつかは約30億光年先にあると推定されています。これは過去の観測結果や、銀河の分布に関する理論的な推定と一致します。
また、 “宇宙はどこを切り取っても同じような構造が続いている” とする「宇宙原理」の観点からも、理にかなっている結果です。従来は観測が困難だった領域にも何らかの大規模構造があったことは予想通りだと言えますが、「予想通り存在すること」を発見したことこそが今回の成果における重要なポイントであるとも言えます。


58個の銀河候補天体の赤方偏移の値。計測できたもののいくつかを平均すると、赤方偏移の値が0.225となり、これは銀河候補天体が地球から30億光年離れた位置にあることを意味している。

ただし、 今回発見された銀河候補天体のいくつかには、観測値の不確かさが大きいという問題もあります。また研究チームは、今回発見された銀河候補天体が重力的に結合した銀河団を形成していると推定していますが、今のところそれを決定する強い証拠はありません。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡など、他の赤外線望遠鏡による観測で、これら銀河候補天体の詳細が明らかになるかもしれません。

@先般、地球と金星の間にある惑星が常に太陽の光を受けているので眩しくて見えなかったのと同じ原理ですね。それにしてもよくこの天の川をの陰に隠れている銀河を58個も見つけたものです。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope、JWST)を打ちあげた事によって、更にその解明速度は光速を凌ぐ勢いで進んでいきます。天の川銀河の中心に位置するブラックホール”いて座A*(エースター)”の謎が解明されるのも、時間の問題かもです。

JAXA 月面着陸目指す”オモテナシ”通信安定せず!

2022年11月23日 11時32分12秒 | H2A/B H3ロケット イプシロン 準天頂衛星「みちびき」 極超音速ミサイル

世界最小の月着陸機 OMOTENASHI

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日、米国のロケットSLSで16日に打ち上げた2つの超小型探査機のうち、日本初の月面着陸を目指す「オモテナシ」との安定的な通信が確立できていないと明らかにした。17日午前9時現在で探査機の詳細な位置などが分からない状況になっており、JAXAが継続的な通信を試みている。
オモテナシは16日に米新型ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」で打ち上げられたが、分離後の機体の回転速度が想定を超え、姿勢制御が難航。太陽電池を太陽に向けられず、必要な電力を確保できない状態が続き、通信が途絶していた。22日未明の月最接近までに必要な軌道修正ができず、JAXAは着陸を断念。今後は月から次第に遠ざかるという。
JAXAは、太陽との位置関係が変わる来年春ごろには充電が可能になると予測。運用を継続し、探査機との通信が回復すれば、来夏ごろまでに搭載した小型ロケットの点火など将来の探査に向けた実験を行いたいとしている。
SLSには、JAXAと東大などが開発し、月周辺への飛行技術を実証する小型探査機「エクレウス」も相乗り。エクレウスは順調に飛行を続けている。

参考:2つの小型探査機は、米国主導の新たな有人月面探査「アルテミス計画」の第1弾として16日に打ち上げられたロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」に搭載された。オモテナシとエクレウスの大きさは縦、横、高さがそれぞれ約11センチ、24センチ、37センチと探査機としては極めて小型なのだ。

@イプシロンといい、修理固成を試みているおいらのあれと同じでなんだかなーーーーーーって感じ。人工衛星なんてかなり実績も積んできているし、決して世界に引けを取るものでもありませんが、月読命という神様の存在は、やはり高貴でナイーブで神秘的なものなのでしょうね。中々、簡単に扉を開いてはくれないようです。が、まあいい啓示と言うか教訓として、今後に繋げて行って欲しいものです。


新嘗祭

2022年11月23日 03時39分48秒 | 國體護持 ご皇室
毎年、11月23日に宮中では、天皇が新穀を神々に供え、自らも口にし、五穀豊穣と国家の安寧を祈る新嘗祭が行われています。特に即位後初めて行うものは大嘗祭で、一世一度の儀式とされています。
その起源は、日本最古の歴史書「古事記」に記されています。

古事記 天の岩屋戸
その勝ちに乗じて荒々しくふるまい、天照大御神が耕作する田の畔を壊したり、その灌漑用の溝を埋め、また大御神が新嘗を召し上がる神殿に大便をまき散らしたりした。このような乱暴をはたらいたけれども、天照大御神はその行為をとがめないで仰せられたることには、「大便のように見えるのは、酒に酔ってへどを吐き散らそうとして、わがいとしい弟はこんなことをしたのでしょう。又田の畔を壊したり、溝を埋めたりするのは、耕せば田となるのに畔などにしておくのは土地が惜しいと思って、わがいとしい弟はこんなことをしたのでしょう」とすべて善意に解釈したけれど、須佐之男命の悪さは止まる事はなかった。

爾《しか》くして、速須佐之男命《はやすさのおのみこと》、天照大御神《あまてらすおおみかに》に白《もー》さく、「我が心、清く明るきが故に、吾生める子は、手弱女《たおやめ》を得つ。此《これ》に因りて言はば、自ら我《あれ》勝つ」と伝ひて、勝ちさびに、天照大御神の営む田の阿を離し、其の溝を埋め、亦《また》、其の、大嘗《おおにへ》を聞し看《め》す殿に屎《くそ》まり散しき。故《かれ》、然為《しかす》れども、天照大御神は、とがめずして告《の》らさく、「屎の如きは、酔ひて吐き散らすとこそ、我《あ》がなせの命《みこと》、如此《かく》為《し》つらめ。又、田の阿を離すことは、溝を埋むは、地をあたらしとこそ、我《あ》がなせの命《みこと》、如此《かく》為《し》つらめ」と詔《の》りて直《なほ》せども、猶《な》ほその悪しき態《わざ》、止まずして転《うたた》あり。

爾速須佐之男命、白于天照大御神、我心淸明故、我所生之子得手弱女。因此言者、自我勝云而、於勝佐備、【此二字以音】離天照大御神之營田之阿、【此阿字以音】埋其溝、亦其於聞看大嘗之殿屎麻理【此二字以音】散。故雖然爲、天照大御神者登賀米受而告、如屎醉而吐散登許曾、【此三字以音】我那勢之命、爲如此。又離田之阿埋溝者、地矣阿多良斯登許曾、【自阿以下七字以音】我那勢之命、爲如此登【此一字以音】詔雖直、猶其惡態不止而轉。

皇威輝八紘 天皇陛下万萬歳!